操作のひと手間が楽しいと思えるゲームを。

2004年のニンテンドーDSの登場以来、ゲームの世界は大きく変わりました。 従来の十字キーとボタンという物理的な操作装置にタッチパッド方式が加わったからです。 これは自由にボタン配置できる反面、ボタンの配置場所、タッチした際の反応や音といったプログラマーのこだわりやセンスが ダイレクトにユーザーに伝わってしまうので反応が気持ちよくないとすぐに遊んでくれなくなるんです。 私たちは、ユーザーが直接的に使えて”気持ちいい”と感じてもらえるようなゲームを、 ゴルフやテニスゲームの分野で培ってきました。 ゲームの面白さにも直結する、こういう操作自体の”ひと手間”を楽しんでもらえる、 こだわりをもったゲームをこれからも作っていきたいですね。

常にフロンティアスピッツを

1997年は初代「みんなのGOLF」が発売された記念すべき年でした。 あのゲームの大ヒット以前、スポーツゲームのセールスは散々でした。 しかしそれはジャンルの問題ではないと考えていたのです。 良いスポーツは絶対ヒットするという考えの元に製作した同作は結果250万本を超える大ヒットとなりました。 あのゲーム製作を通じて多くのことを学び、それがマリオのスポーツシリーズへとつながります。 特にマリオテニスの成功は弊社の評価を不動のものとしました。 このことから任天堂アメリカのマーケティングチームからは「キャメロットはコロンブスである」 （新大陸を発見したに等しいという意）という評価を頂きました。 これこそ、ゲーム製作の醍醐味であり、開拓の喜びというものでしょう。