空今月は、東北の方で講演らしきもの(通産省絡みのものだったかな……今は総務省っていうんでしたっけ)を行う予定があったものですから、アイドルタイムを使って見かけた駅前のCDショップをいくつか物色してきました。いやあ、地方とは言いながらも、さすがは大都市です。駅前だけでも大型のショップは沢山ありますし、それらが結構多種の紙ジャケを入荷させていまして「思わずニンマリ」です。(紙ジャケは通常のプラケースと違って「廃盤になっても返品できない」というルールになっているとかで、小規模のショップは初期の頃に大量に出回った紙ジャケが不良在庫化したことから、「紙ジャケを発注しない」という事態になっているらしいのです。更に最近小規模のCDショップから得た情報によると、有力タイトルは注文通りに入荷しなかったりするそうです。ついでに注文した商品ばかり入荷して、本命が入ってこないんじゃ……注文しなくなっちゃいますよね。) 前にも書きました通り、ボクらLP世代には紙ジャケがかもし出す雰囲気と手触りは「プラケースと比較にならない」価値を感じさせてくれます。当時、実際に所有していたLPの紙ジャケや、当時は購入できなかったけれど出来れば欲しかったアルバムが、当時の面影のままのミニチュアとして所有できるなんて夢のようなのです。(その頃は中学生や高校生ですから、アルバム1枚1800円とか2000円という価格は、当時のお金としては目が飛び出るほど高額でした。ちなみに、ボクの高校時代にはマクドナルドのバイト代は1時間280円でした。更にいえば、当時のマックも高かったです。フィレオフィッシュが240円で、ビッグマックが340円位した超高級品でした。昔「マクドナルドを食べる」のは、レストランで食事をする位のぜいたくだったんですねぇ。その頃を思うと最近のビッグマックが200円で販売されてるって、いったい……。25年前より安いんかい?) おかげで、秀五氏が買い逃していたディープパープルの「詩人タリエシンの世界」や、都内では発見できないジャズ系アルバムを計8枚ほど購入することができました。こういうことがあると、またどこかの都市に講演に行きたいなあ……なんて思っちゃいますね。
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