Addition by Shugo Takahashi 


イル・バレット・ディ・ブロンゾ、ファンパーティ追記 その2

〜ジャンニ・レオーネについて〜

 彼のアルバムとしては「イル・バレット・ディ・ブロンゾ/YS」が最も有名なアルバムで、ユニバーサル・ミュージックからイタリアン・レジェンド紙ジャケットシリーズで最近復刻されました。イタリア物に限らずプログレで日本発売されるアルバムというのは出来が良いことの証明です。音の傾向としてはジャンニ・レオーネが弾くキーボード、それに絡まる女性スキャットが象徴的なダークでアクの強いイタリアならではの世界を表現しています。今(2002年11月現在)ならまだ手に入ると思います(つい先日ディスクユニオン各店でも見かけました)ので、プレミア価格が付かないうちに買っておきましょう(笑)。ちなみに今回のファンパーティの質疑応答で分かったのですが、日本ではYSというアルバムタイトルをイタリア語読みで「イプシロン・エッセ」と長い間読ませていましたが、実は「イース」と読むことが発覚(ということは、日本ファルコムから出ているゲーム「イース」と出自は一緒か)。

 それからジャンニ・レオーネはイル・バレット・ディ・ブロンゾ解散後1977年にレオ・ネロ(LeoNero)名義でVERO(邦題:真実の檻)というアルバムも発表しています。旧A面はボーカルをフィーチャーし、旧B面はブロンゾ張りのプログレッシヴでロック色の強い作品となっています。このアルバムもかつてキングレコードから日本盤が出ていた位ですから出来はまずまず(個人的には大好きです)。まずは「YS」を聴いて気に入った方はこちらも試してみてはいかがでしょうか。


〜ファンパーティについて〜

 ファンパーティ当日の様子ですが、場所はお茶の水アイリーンホールという所でした。ここへは初めて行ったのですが、定員30名というのが頷けるほどの小さい会場でした。パーティの趣旨は「Il Balletto di Bronzoとファンの集い。Leo Nero名義でアルバムを発表しているリーダーで、keybord & vocalのGianni Leoneの弾き語り/トークショー/サイン会などを予定。ソロパフォーマンスを間近で楽しみ、解き明かされる70年代YS時代の秘話を聞き、前夜祭としてライブの興奮を先取りしましょう。」とのこと。しかし僕ら兄弟はライヴに行けないのでファンパーティに参加。残念ながらライヴの興奮の先取りとはなりませんでした。

 今までライヴやコンサートへはかなり行っていると思いますが、ファンパーティという形式は初めて。どんな感じなのか分かるような分からないような……。さらに謎だったのが「軽食、ドリンク付き」。イスに各々パンや缶ジュースが置いてあるのかな?なんて思ったりもしましたが、行ってみると小さな会場の一角にすこし広めのテーブルがあり、そこにサンドイッチやドーナッツやオードブル、そしてペットボトルのジュース、紙コップなどが置いてありました。僕らが着いた時にはもう殆どの方が来場済みのようで、すでに前の方の席はかなり濃そうなファンの人たちで埋まっていました(と言っても全員で30人なんですけどね)。僕らは後ろの方の席に荷物を置いた後、することもないのでテーブルの上のサンドイッチを食べたりウーロン茶を飲みながらジャンニ・レオーネの弾き語りがスタートするまでの時間を潰していると、ポセイドン・プロダクションの増田さんが僕らにブロンゾのメンバーを紹介してくれました。そこでちょこちょこっとは話をしたのですが、いきなり深い話をするわけにもいかず当たり障りの無い話で終わってしまったのが、今思うと残念でした。

 そんなこんなで時間を過ごしていると予定時間より若干遅れて、遂にジャンニ・レオーネの弾き語りがスタートです。いきなりアルバム「YS(イース)」の頭からスタートしたときには心臓がバクバクものでした。(自分たちは行けませんが……)次の日からのライブを思わず期待してしまうような素晴らしい演奏&歌と、その合間の長い語り(笑)を20分ほど楽しんだところで今日のメインイベントは残念ながら終了。本当に短い時間でしたがジャンニの演奏能力、そして歌心溢れながらもダークなボーカルを生で体験。でももう少し味わいたかったなあ……。

 その後インタビューやサイン会などが行われました。僕は「イル・バレット・ディ・ブロンゾ/YS(イース)」の紙ジャケCD、「イル・バレット・ディ・ブロンゾ/TRYS」のCD、そしてソロの「レオ・ネロ(LeoNero)/VERO(邦題:真実の檻)」のCDにサインを貰っちゃいました。ブロンゾのアルバムはジャンニ・レオーネのサインで、ソロアルバムはLeoNeroのサインをしてくれたことに感激。CDのジャケット写真を見て貰うと分かるのですが、黒ペンと白ペンの2種類を用意する周到さが功を奏して素敵な記念になりました(笑)。

イル・バレット・ディ・ブロンゾ/YS(イース)

イル・バレット・ディ・ブロンゾ/TRYS

レオ・ネロ(LeoNero)/VERO(邦題:真実の檻)

 それから実はカメラはダメ元で持っていったのですが、前述の通り案外アッサリと撮影OKになったので、こりゃ気張って撮るしかないと自分なりに頑張って撮影してみましたが、どうでしょうか? 小さな会場のこぢんまりとアットホームな感じが写真からも伝わりますか。
 そんな調子で過ごした初めてのファンパーティは、演奏的には拍子抜けするほど短い時間だったので残念な部分もありましたが、サインを貰ったことやカメラマンとして活躍できた満足感で、とりあえず自分としては納得のいくものとなりました。

 その後、ブロンゾのコンサート本編に行かれた方と話をしたところ、そっちでもやっぱり1曲終わる度に演奏と同じくらい喋ったりする場面があったりしたようでした(誇張あり?)。ブロンゾを見た者たちの間では、曲間の長語りはさながら「イタリアのさだまさし」(笑)ということで意見が一致。話好きのロッカー、ジャンニ・レオーネ恐るべし。

♪..♪.




INDEX HOME