今回のテーマは「キャメル」
とまあ、横道に逸れて始まった「プログレの部屋」ですが、今回は「ブリティッシュプログレの巨人」第2段ということになりました。テーマは「キャメル」です。
どうしてキャメルかというと、今月赤坂ブリッツでコンサートが行われたからです。(ということで巨人が決まるのであれば、次の10月号で取り上げる巨人はクリムゾンと言うことになるのですけど、クリムゾンは何度も取り上げてますからねぇ・・・。)ボクは9/7に見てきました。座席はC32ということで前から3列目という好立地。残念ながら右端でしたが、キャメルそのものであるギタリストでリーダーのアンドリュー・ラティマーさんが向かって右側にセットアップされたため、超至近でコンサートを堪能することが出来ました。いやあ、ラティマーさんのギ★ターは泣きまくりで、これまで見たコンサートの中で、バンコと並ぶ充実度でしたね。コンサートを見に行くと、大概「中だるみ」というのがあって「長いなあ・・・」と飽きを感じてしまうことが往々にしてあるものですが、2時間半のコンサートが短く感じられたのには驚きました。やはりメジャーなバンドは違うんですよ!どんな曲をやったかは、どこかのサイトできっとセットリストが出ると思いますので、そっちを見てもらうとして・・・本当はボク、曲名を覚えるのが非常に苦手でコンサートの2曲目辺り(いいかげんだなあ)で演奏した「ルナ・シー」であるとか、アンコールの「レディー・ファンタジー」はわかるとして、後はもうゴチャゴチャになっちゃって・・・こんないい加減なヤツですいません。
余談ですけど、ボクの記憶力の悪さというか?物忘れの激しさは大したもんなんです。雨上がりに傘を忘れたり、喫茶店でライターを置いてきたりなんて、昔は頻繁にやりましたね。ボクは社員の多くから「緻密な頭脳派&冷静なコーディネータ」みたいに思われてるみたいなんですけど、ホントは結構「そそっかし」かったりもします。まあ、トップに立つ人間が抜けていても困りますから、そうならないように心掛けているので、みんなに「しっかり者で気が抜けない切れ者」みたいに思われちゃてるんでしょうが・・・。(思ってないって!って、誰か言った?)だから、コンサートの全体の印象等をお伝えするにとどめさせて頂きます。


泣きのギタリスト
プログレ界の泣きのギタリストと言えば、セバスチャン・ハーディーのマリオ・ミーロかスティーブ・ハケットか、はたまたペンドラゴンのニック・バレットか、(もしくはカルロス・サンタナなんかも泣きのギターで有名?)ということになるのでしょうが、アンドリュー・ラティマーを忘れていたということを思い出させてもらいました。それほど生のラティマーのギターは泣いていましたね。
元々メロトロン好きだったボクはどうしてもキーボードに興味が行ってしまうところがありまして、ビンテージ系キーボードを使っているバンドに目が向いてしまいがちです。キーボードがクラシックを連想させる楽器であるところも、好きなポイントなのかも知れません。他にもバイオリンやチェロ、サックスやフルートも好きなんですけど・・・。前者もやはりクラシックで、後者はジャズ系のフィーリングなのかも知れません。いずれにしろ、ギター弾きまくりのロックは感心しなかった方です。まあ、90年代になって、ギターメインのサウンドでも十分にプログレッシブロックができることを再発見して、その辺の所は随分変わったわけですけどね。
カイパという北欧のプログレ・バンドの元ギタリストであるロイネ・ストルトがリーダーのフラワー・キングスというバンドは、ギター・オリエンテッドではないにしても、やはりギター・メインのバンドですが、このバンドのライブも去年だったか?見ることが出来て、泣きのギター・サウンドにジーンときたもんでした。また昨年のイエスのライブでのスティーブ・ハウも凄かったし良かったです。そんな訳で、最近ギターを見直しているボクですが、それでもラティマーのギターの泣きは更に凄まじかったといえるでしょう。
ちなみにツアーメンバーですが、マーキー社刊行ユーロロック・プレスによるとキーボードはネーサン・マールというプログレ・バンドのリーダーであるガイ・ルブラン、ドラムはジェスロ・タルのオリジナル・メンバーであるクライブ・バンカー、ベースは長いことキャメルのベースを担当しているコリン・バスとなっています。しかし、ドラムの人は本当にクライブ・バンカーか?ジェスロ・タルって、60年代から活動しているバンドですから、本当にそんな人だったら「いいかげん」いい年のはずです。しかし、50代になろうかという「オッサン」にはとても見えなかったぞ。それにMCで「2週間前にバンドに加わった」と言ってたけど、その前に仕事で忙しかったなら別だけど、そうでなければユーロロック・プレスに発表してから代わった可能性も大いにあるかなと・・・。それらの人たちの好演も光りまして、とても盛り上がりまくったコンサートでした。ラティマーのフルートでは「ああ、キャメルってフルートもあったよな」とか思い出せてくれましたし、舞台前面に集まってのアコギ・アンサンブルもとても楽しめました。場内は割とアダルトなオーディエンスで占められていましたけど、若い世代もチラホラ・・・また赤坂という土地柄なのか白人の男女カップルとかも散見されました。我々の席がPAの真正面であったことから「耳死」の危機かと思いもしましたが、爆音のようなサウンドではなかったおかげで、こうして無事戻ってこられたのは有り難かったですね。

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