おススメの店

iwaajiさんから「私の地元では、(東京なのに)ELPが売ってない!クリムゾンの紙ジャケさえ、どこにも入荷しなかった。どこか、良いプログレ専門店を紹介して?」というメイルが届きました。そこで、プログレショップを紹介しましょう。ということで・・・昔の思いでも取り混ぜながら、ご紹介申し上げましょう。(メイルで直接送ってというものでしたが、この際ですから皆さんも参考にしてみて下さい。)

最近のプログレッシャーのメッカって、どうやら新宿とか、目白らしいんです。ボクが行きつけのディ目白の「ワールド・ディスク」新宿「ディスク・ユニオン(4Fプログレ・フロアー)」は5月や8月や年末、CD廃盤セール等で信じられないほどゴッタがえします。(普段、なかなかやってこられない地方居住プログレッシャーが、この時期大挙集合するするとのこと・・・。)※廃盤とは一般的には全ての廃盤モノを指して言うが、プログレ界では主には93年頃にメジャーレーベルによって起こったプログレ系CD国内再発盤のことを指して言う。何故かというと、この頃に再発されたタイトルは全タイトルがコンスタントに大量供給され得なかったからである。というのも、当時再発されたアルバムの数があまりに大量だったため、ほとんどのプログレ・ファンは全ての国内再発盤を購入することが不可能だったからである。一般レベルのプログレマニアは、レアものから買っていく。また当時はCD再発の勢いを借り、それなりに「プログレ・タイトル」も1部の一般メディアで扱われた・・・とはいっても、それはプログレのメジャーバンドレベルのでの話であったが・・・ため、ハードロックやメタルファンはメジャーどころの再発を買った・・・ため、結局、レアものか?メジャーものがセールスを伸ばしたと推察される。結果、中堅どころのプログレが一番割を食うことになった。中堅どころとは「ヴァージン・レーベル」等に代表される70年代の独立系新興レーベルや、メジャーどころのセカンドレーベルクラス(デラム、ハーベスト、アイランド等々)であり、これらのレーベルの作品はまたもや歴史の狭間に忘れられていく運命に・・・。なるはずだったのだが、有名どころから徐々にディープなタイトルをあさり始めたリスナーや、逆にレアものから中堅どころに目が移ってきたプログレッシャーに、その後それらのタイトルも俄然注目されていったのだった。そして起こったのが、国内廃盤ブーム(というところまで行っているかは別にしても・・・)である。それらの連休に訪れるマニアたちの目標になるショップは、廃盤モノが充実しているのはもちろん、多くのショップがリリース時にのみ入荷させるようなプログレの定番モノ等を常時ストックしていてくれているのが有り難い。というのも、ボクのようなプログレッシャーは当然、前述の通りレアものにまず目が行ってしまうので、国内定番モノは「後から買おう」等とセコイ考え方から買い逃してしまう可能性があるからなのです。最近メジャーレーベルのタイトルは初期の注文+アルファぐらいしか生産しないのが定番らしいので、一般ショップでは特に発売直後に買い逃すと2度と購入できない場合が多いのですが、こうしたショップの場合ならまだしばらくは追加受注していてくれているのがとても便利といえます。

さて件のiwaajiさんの場合はお住まいが足立方面と言うことなので、お茶の水界隈が意外と向かいやすいのではないでしょうか?であれば、まずディスクユニオンのお茶の水店に行かれてみてはどうでしょう。お茶の水の駅前に一番近いディスクユニオン(3号店かな?)には、ロック・フロアーにプログレの定番的なアルバムはほとんど揃っていたはず(こんな所にまで足を伸ばしているヤツ・・・このショップでボクは廃盤モノのエスペラントの1stと3rd、そしてPFMのミスベーカーというアルバムを当時としては非常に廉価に手に入れた思い出があるのです)なので、まず問題はないでしょう。しかしお茶の水界隈のディスクユニオンだったら、むしろボクは神保町店が好きで1階にブリティッシュロックとプログレ、2階が中古全般と見やすいレイアウトが気に入っています。また秋葉原の石丸電気レコード売場も昔のままであるなら、あらゆる現行アルバムが揃うショップとしてお薦め。しかしもしも少し足を伸ばしてみようということであれば、ボクは目白のワールドディスクディスクユニオン新宿1号館をお薦めします。何しろ、その品揃えはスゴイの一言!今は一般のショップではお目にかかれない国内物等も「えっ!」という感じで入荷している場合があったりして、1〜2週間毎には行かずにはおれないショップです。(つい最近では、イタリアの「ルスティケリ&ボルディーニ」の「オペラプリマ」という名盤の国内版が入荷したが、同作の国内版は非常に貴重だったためつい最近まで高いプレミアムがついていた。しかしプレミアムより何より同作の国内版は廃盤市場にほとんど出回らないほどの人気作だったため、韓国盤等の海外版を入手して聴くのがやっとだっただけに、本当に嬉しい入荷だった。また通販リストを制作し配布しているワールドディスクは、何よりボクのお気に入りのショップですが、最近ではその通販リストからもうとっくに廃盤のはずのキングレコード発売「バレンシュタイン」というドイツのシンフォニックバンドの1stアルバムを発見!海外版さえも見かけなくなった同バンドの1stは今廃盤市場では3500円は下らないレアもので、こういうのを新譜で発見できるとホントに幸せ。)

それでは場所の方ですが、ワールドディスクは目白駅を降りて学習院と反対側の線路沿いに向かうように、駅横の階段を下る。下りきったところにファミリーマートがあるので、その角を右折して40〜50M先の左側の煉瓦色のビル(メゾン目白)1Fの右奥のガラスドアの入り口内。TEL03−3954−2055。

またディスクユニオン新宿1号館は新宿駅東口にあり、東口の新宿通りより1本右側(新宿から向かって)を明治通まで突き抜けるサブメインストリート(通りの名前が何かあったような・・・)の大きな交差点を2つ越し(2つめの交差点右側には旧三越南口店で現大塚家具がある)た左側3つ目ぐらいの建物。(カタログには「丸井ファッション館裏」となっている)全てがディスクユニオンだが、そのビルの4階がお目当てのプログレ・フロアー。TEL03−3352−2691。とまあ、色々紹介しましたので、TPOに合わせて行ってみて下さい。

その他にも新宿には西口の老舗新宿レコード(70年代中学の友達と同店を初めて訪れたとき、ボクはドイツのキーボードトリオのトリアンビラット等を、当時バンド仲間の岩田君・・・元気でやってるかな・・・はツェッペリンのフィジカル・グラフィティを買った思いでのある店)や、エジソン(元々ヌメロウェノ氏というプログレ・インディーレーベルのジャパン・レーベルでジャップス・プログレを育てた人・・・弊社の音楽を作ってくれている桜庭基君も、元々ジャパンレーベルでデジャヴというキーボードトリオで同名アルバム?や、ソロアルバムの「戯曲音奏」というアルバムを発表したりしている、現在はやはりジャップス・プログレの名バンド「夢幻」のリーダーでキーボーディストの林さんという方が経営されているはず)といったショップもあります。特にボクの印象ではエジソンは「南米もの」や「北欧東欧もの」が強く、他店とは差別化している印象があり、ディープなリスナーは行ってみる価値があるでしょう。


PS:
ワールドディスクの店長の中島さんはとてもフレンドリーな方で、まだプログレに復帰したばかりの我々を懇切丁寧に、プログレ道に導いて頂いた方です。プログレの話し相手の少ない(普通、プログレッシャーは少ないもんね)ボクらにとっては、非常に有り難い相談相手です。(ボクより全然若いのに「何でそんなの知ってるの?」というぐらいプログレに詳しい。いや、プログレだけじゃなく、ヘビメタも、ジャズも詳しい。ついでにアニメも格闘も詳しいぞ!)そんな中島店長だから「こんなアーティストが好きだけど、次は何を聴いたらいいの?」とか「××というアーティストが良さそうだけど、実際どうなの?」とか相談できるし、国内物等の密封シールド系以外だったら「試聴もジャンジャンOK」なので、行ってみる価値は高いでしょう。
もしもずけずけ質問して「いぶかしい顔をされた」ら「キャメロットの高橋のホームページを見た」と言ってみて下さい。きっと親切にしてくれる(か、そそくさと追い返される)はずです。
3/1には待望のキングクリムゾン24bit・リマスター・紙ジャケコレクション第2段2nd〜4thが発売されたはずなので、ajiiwaさんもみなさんもこぞって、レッツ・ゴー!

高橋宏之


 

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