マスオさんお便りありがとう Part 2!

ちょっと、古いメイルなんですけど、面白いお便りだったので、まんま掲載させて頂こうと思うんです。前にお返事のコーナーに少しだけ掲載させて頂いた「千葉のマスオ」さんからのものなんですけど、マスオさんのプログレッシャーの経歴とかがわかって非常に楽しいお便りです。

青:千葉のマスオさん
黒:ヒロ高橋

高橋お兄さん(でよろしんですか?)こんにちは。千葉のマスオさんです。FM水戸に反応していただき、びっくりいたしました。自分の書いたことがインターネットに流れているなんてはじめてなことだったもんですから。

いえいえ、どういたしまして。伝説のFM水戸の情報は興味深かったですよ。

でも、このホームページを読んでる人の中には絶対その番組を聞いていた人がいると思うんですけど。どんなことやっていたか本当に知りたいもんです。私の実家は北埼玉の田舎の小さい市だったのですが、そこではNHK水戸の放送は通常のアンテナではなかなか、受信できなかったと思います。ちなみに、私にその放送の存在をおしえてくれた先輩は、家に専用のFMアンテナがついていたように記憶しています。(いまでも、FM聴くために屋根にアンテナ付けてる人ているのかな?)

昔、我が家でもシュウゴさんとボクがエアチェック・マニアで本気でFMのアンテナを立てようとしてたことがありました。当然、オープンリール・デッキを汗水垂らしたバイト代ではたいて買ったもんです。そして、永久保存版だけはカセット・デッキにダビングしてましたっけね。

その先輩からは、番組でかかったオザンナというイタリアのバンドがいいぞーと教えてもらい、レコード屋にソッコーで買いに走ったのを覚えています。当時のキングレコードのユーロシリーズが出始めたときでした。これはもちろんそのたかみひろし氏監修だったと思います。(そーいえば平井先輩元気なのかなー ちなみにその先輩はプロのギタリストになり、CDも出しましたが、今はどーしているのやら。)

ボクの大学の先輩にはミュージシャン系になったはずの人もいました。(そんなに深い関わりがあった人じゃなかったですけど・・・大学時代にボクがクラブの公演のために作曲した楽曲の収録を手伝ってくれた先輩達もセミプロみたいな方たちで「オレもああいう風になるぞ!」なんて意気込んでいた時代もありましたっけね。)

あ、それから高橋弟さん(でよろしいんですか)。フィリップ先生サイン入りCD御当選。おめでとうございます。本当にああいったプレゼントってあたる人が存在するんですね。いや実にうらやましい。一生の宝なんてもんじゃすまないでしょ。神棚にかざって、毎日お神酒でもあげとかないとバチがあたるってもんですよ。クリムゾンの新譜の感想も楽しませていただきました。しかし今度のクリムゾンはとっつきずらいですよね。たしかに、『フラクチャード』、『ラークス?』は良いです。タイトル曲もなかなかですが、後の曲は悪くないけどどーなのかしらと思いながら、ここのところ毎日通勤のお供としてウォークマンで会社の、行き帰りにそれぞれ通しで1回づつ聞いております。

あれねぇ・・・正直言って羨ましいですよね。「どうして、シュウゴさんはそんなに運が良いんですか?」とか「シュウゴさん、もう単なる私人ではないんだから投稿みたいなのは止めて下さい」なんて声も社内にはあります。確かにゲーム業界では知名度ある訳ですからねぇ・・・。とはいえ、その分野では単なるFANであるボクらですから、そういうことやるのも悪いコトじゃないんじゃないかなあ・・・。

ブリュー氏の書く楽曲は確かにご指摘のとおり、日本人の琴線にはちょおと響きづらいものがありますね。(ディシプリンの『待ってください』は本当泣きたくなった。別にこんな歌詞いれんでもと思いました。♪まあっーてっ くわだあさーーい♪ じゃないっつの。でも、『ダイナソー』はよかったす。ヴルームの『ケイジ』もよかった。この曲かっこいい!と当時思ったのに、あまりこの曲に関心示すひとがいなかったような。(寂しい ぐすっ・・)スラックにもはいらんかったし。80年代をひっぱってる曲なんてコメントもあったけど、わたしは好きでした。)

ボクは80年代以降のクリムゾン、あんまりコメントしていないですよね。それというのも、そこからのクリムゾンに熱が感じられないからなんです。楽曲はそれぞれの主張があるでしょうし、演奏も優れているのでしょう・・・。でも結局アーティスティックな評>現物って、演者の血と汗の結晶のような気がするのです。80年代以降のクリムゾンはボクにとって「表現者ではなくて、あくまでも演奏者」なんですね。コレは全く個人的な見解ですが、70年代のクリムゾンはファンタジーという世界の住人として、ファンタジックな世界を疑似体験させてくれたと思うのです。初期の1stからアイランドまでのピート・シンフィールドのファンタジーだけではなく、暗黒クリムゾンがテーマにした錬金術もボクにとっては非常に魅力的でした。(後期クリムゾンはファンタジーの作家として、あらためて非常に興味深くもあります。)ひるがえすに、80年代以降のクリムゾンはテーマやストーリーを否定している>感じがあるのです。前述の通りボクは40を過ぎて尚ファンタジーを書いていますし「いい年をしてファンタジーもないだろ?」とは少しも思いませんが、フリップ氏はどうでしょう・・・。ブリューは?ガンは?マステロットはどうですかね?非現実的な世界を表現するのは、娯楽を仕事にする我々にとってとても大事なことです。もしもフリップ氏がそれを否定するのだったら、クリムゾンというバンドの持つアイデンティティーは限りなくジャズに接近しているのかも知れませんね。まあボクはハードなモノでなければ、ジャズ・ジャズロック系も多少なりともたしなみますし、そういう系統の中に納めてみればクリムゾンは非常にアトラクティブなバンドです。という訳で、ボクは70年代とは切り離して聴いていますね。

ブリュー氏が嫌いってことではないんですけど、もうちっとなんとかならんものかと。でもブリュー氏のギターは最高っす。とくにフィリップ先生との絡みは他の人には真似できないのではないかと。(私は楽器がまったくできないので本当のところは良く分かんないんですけど)『フレーム・バイ・フレーム』のギターなんて、どーしてまちがえないでフレーズがカウントできるの!てかんじですよね。また、あれだけ細かいフレーズひきながら、なんで歌もうたえるの?とか。(まー基本的にメンバーみんなすごいんだと思うんですけど)そーいえば、ブリュー氏のザッパバンド時代の映像て見たことありますか。『ベイビー・スネーク』ていうめちゃ時間の長いビデオで見ることができるんですけどなぜかアメリカの女性用のカーキー色の軍隊服(だとおもうんですけど)を着て、へらへらギターを弾いています。バンドのなかでは道化役という感じです。しかし、曲の中で、ボブディランをパロディにした曲があるのですが、その中でボブディラン役をやっているのがブリュー氏で声がクリソツ めっちゃうまいまです。!あー話がどんどんそれていく。でも、また、7月にボックスセットが出るみたいだし、プロジェクトXもよさそうで、クリムゾン好きで ほんとよかったと。

でもマスオさんはクリムゾンが本当にお好きなんですね。件のクリムゾンのボックスは今回の「プログレの部屋合併号」で書いた通り、将来の楽しみに購入しましたけど・・・。プロジェクトXはどうかなあ・・・。実はプロジェクト系は1作も買ってないんですよ、ボクは。クリムゾンとして名前を付けていないと言うことは、クリムゾン的なニュアンスではない!という風に思ってしまっているんです。(実際はどうなんだろう?)ザッパは残念ながら持っていません。これだけで「高橋も大したこと無いな」と思われちゃうかも知れませんが、かつてゲームのコンポーザーだった人間が「ザッパ好き」で聴かせてもらったんですけど、ピンと来なかったんですね。いづれは聴くかも知れないですけど・・・。


ところでちゃんと自己紹介していなかったと思いますので、簡単に自己紹介を昭和38年4月28日おうしです(緑の日の前です)37歳(としとったなー)小学校5年生時(’74)ビートルズを聞いてはまる。ビートルズ以外音楽じゃーないと思う(青い!)。中学校2年生時(’77)クイーンのボヘミアンラプソディーを聞いて『もしかしてクイーンもいいんじゃないか?つまりビートルズ以外でもすばらしいのかも』(あたりまえ)と思い、はじめてビートルズ以外の洋楽のアルバムを購入。オペラ座の夜 クイーンにはまる。

ビートルズって麻疹(はしか)みたいなもんで、ボクも小中学生時代はまりました。(これも前に書きましたね。サージェント・ペーパーズ)ですね、やっぱり。そしてクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」には度肝を抜かされたもんです。でもハードロックだったんですよ、当時のくくりはね。そのおかげで、ボクは敬遠しちゃったんですけどね。

中学校3年生(’78)クイーンに影響を与えたバンドとして、ツェッぺリン、イエスがあげられてある。(当時の大貫憲章氏のライナー)ツェッぺリン、はハードロック(これは聞いたことなくてもハードロックのイメージはなんとなくわかった。)イエスはプログレ(プログレってなに?イメージできない)そこで、第2のクイーンを期待して (って順番逆だろ ひとりつっこみ)イエス購入決意。しかし、何を買ったらいいんだー???????当時ワーナーが配給していたグループにクイーン、イエス、クリムゾン、ツェッぺリン、パープル、ELPもだっけ?、ドウービーブラザーズ、イーグルスがいて、(って今書くとすごいメンツですね)クイーンのLPを買うとワーナーのカタログを良くくれたのだった。そこで、イエスの当時究極(男の尻)までのカタログのジャッケットがあり、どれにしようかしばし迷う。これぞまさにジャケ買い!ジャッケットで危機に決定!(大当たり) 同級生のレコード屋の女の子に学校で注文する。初めて聴く プログレ 何だーこりゃ?曲が3曲?(私の父は2000円以上も出して曲が3曲とはなんて無駄な金使うんだと嘆く。普通LPは12曲って決まってるだろーと。当時の歌謡曲のLPはそーだったかもしれない。) で、曲をきいてもちっとよくわからない。いかん?意味がわからない。というよりも自分の理解を超えている。こりゃまずい、もとをとるためにも何回も聞かねば!あせる。あせる。しかし、しだいに何回も聴くうちに、はまる。はまる。こっ っこっれはめちゃかっこいい!!ということで、その後、音楽雑誌(音楽専科でお勉強 はっずかしい)でプログレをなんとなく学ぶ。つぎはクリムゾンだな。とひとり呟き、ワーナーのカタログを見てと(本当レコード会社の術中に落ちている)そして宮殿にであったのでした。おーっと簡単に書こうと思ったら、ぜんぜん簡単にかけない。この期はまだつづきます。さて、どとーのプログレ編は次回のお楽しみに(って別に楽しみじゃないよって)あーモー寝なくちゃ あしたも仕事だし。今日は久々に12時前に帰れたのになんてこった千葉のマスオさん でした。



とまあ、千葉のマスオさんからのお便りでしたが、本当に音楽がお好きそうな方です。ボクとは少し年が離れている関係上、クイーンとかがリアルタイムだったようですが、それでもまだ結構「おいしい時代」にロックを聴かれていたと思います。今ボクは「クオーターマス」を聴きながら本稿を書いているのですけど、当時ボクはこれをリアルタイムに購入して聴いていたかと思うと、マスオさん以上に歳を感じると共に、ロックの良い時代を経験することが出来たんだなあ・・・とあらためて感じないわけにはいきません。これからも、より良い音楽生活をエンジョイして頂きたいと思います。という訳で、これからは面白いメイルにはボクの感想を入れながら紹介していきたいと思いますので、面白いメイルを一杯お待ちしております。どうか、よろしく。

高橋宏之


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