Feb. 28, 2003  


近況続き
 大分横道に逸れちゃいましたけど、昨年の購入した盤を羅列してもわかる通り、ここのところ発売されるアルバムはプログレではリマスター紙ジャケ再発ばかりです。もちろんフリー、ザッパなんかはこれまで未所有のアルバム(所有していたのは1部でした)でしたので、紙ジャケ再発によって購入したアルバムもあるのですがプログレではありません。例えば年末のドーン・レーベル再発は久々のプログレのリイシューではありましたけれど、トリオなんかはプログレというよりもジャズロックという感じですし、ボクにとっては純粋に待望のプログレのリイシューという感じになりませんでした。年末発売のアルバムで最も嬉しかった再発はマーク=アーモンドの「復活」だったりします。このアルバムは思い出深いアルバムで、まず第1の思い出は予約で日本発売盤を購入したアルバムであるということです。今となってはプログレとはちょっと違うのかも知れません(実は購入していながら、例のごとくまだ開封していないのです)けど、プログレを聴いていた当時に結構気に入っていた記憶がありました。だからボクにとってはプログレの1枚なのです。まあ、トミーアイアーとロジャー・サットンの2人はその後「LIFF・RAFF」というプログレの範疇に入るジャズロック・バンドを結成して2枚の名品を残していますし、けしてプログレの範疇に入れるのが場違いでもないことが証明されましたけれどね。第2の思い出は、大学時代の番組製作会社のアルバイトの頃です。どういう経緯だったか思い出せませんけど、同社の若い目の社員の方と一緒に同社のスタジオで大音量を出して聴いたことも忘れられない思い出です。あれはほとんど夜明け前の時間帯で、番組の仕事で遅くなったか何かしたんでしょう、ボクはバイクで当時滅茶苦茶高価だったケンタッキーを青山店まで買いに行って、その方とケンタッキーをつまみにビールを飲みながら聴いたアルバムです。ボクからすれば少々古いアルバムなのに、何故同社のスタジオにあったのでしょうね。そこには他にもキングの宮殿とかがあったと記憶しますので、その手の音楽が好きな方がいたのかも知れません。ボクは既にプログレから足を洗った後だったので、それらのある事情などを詳しく聴かなかったことが惜しまれます。この12月18日のマーク=アーモンド再発に際し、イエスのオリジナル・キーボーディストが脱退後結成したパジャーの「ホワイト・レディー」も発売されているので、その後AOR畑で人気を博すマーク=アーモンドですけど、少なくとも当時のアルバムはプログレとしての認知が強いのかも知れませんよね。
 それにしても純粋なプログレのリイシューは極端に減ってきてます。去年はピーター・ガブリエルの紙ジャケ・リマスター再発なんかもありました。ボクはかつてガブリエルのソロ期はリアルタイムには未体験でしたし、ジェネシスもガブリエル在籍時が最高と思っていましたので、彼のソロに期待を持ってこともありました。ソロ以降の彼はプログレではないという評判を知っていたのですが、「幻惑のブロードウェイ」の直後とかのソロには期待するなと言う方が無理ってモンです。多分リアルタイムで聴いた方は「もっと」だと思うんですけど、ソロ以降のガブリエルはけして内容が悪いわけではありませんがプログレではありませんよね。「やっぱりプログレじゃないんだ」というのを確認させられた感が強かったです。だからリイシュー紙ジャケは悩みまして、悩んでいるうちにユニオン特典もなくなっちゃって「あいたた……」という感じでした。取り敢えず、全面帯になっていた「ライブ」とかは押さえておいたんですけど、まさかサードからなくなっちゃうとは不覚でした。(帯が手に入らなくてガックリするぐらいなら買っておけば良かったと思ってます、はい。)今現在、IIIと「SO」が未購入なのですけど、縁があればいづれ入手するかも知れません。
 実はクリムゾン組のソロ作の紙ジャケものも購入してません。エイドリアン・ブリューって、個人的にはちょっと違うかなというのがあるんですよね。ロバート・フリップのソロもガッカリしそうでこわいんですけど、どうなんでしょうね?こんなページをやっているボクがこんなことじゃいけないんでしょうけど、フリップは一緒にプレイするメンバーと刺激し合うことでとてつもないものを生み出すアーティストという気がするんです。フリップは1期クリムゾン終了後ではフリッパートロニクスを使ってのヒーリング系ミュージックなんかをやっていた印象が強いんですね。コンサートの開始直前に流されているのは良いとして、あれが延々プレイされるディスクを購入してまで聴きたいか?と思ってしまうんです。ボクは趣味趣向というのは能動的であるべきだと思っているものですから、聴き流すための音楽というのはどうも肯定的に受け止められません。まあ、そういう音楽があることを否定するつもりもないんですけど、ボクにとって自由に使える時間は貴重だという感覚があるものですから、できるだけ有効に使いたいと考えてしまうワケです。もちろん本当に疲れ切っている時なら身体を癒すという使い方も、時には必要だと感じる時もあります。しかしそういう時間でさえ、何となく過ぎてしまうのはもったいないと思ってしまいます。見るとは無しに付けっぱなしのTVが垂れ流された物憂げな週末の昼下がりの情景なんて、ボクには全然有り難くない非日常的な風景です。音楽を流せばなるべく集中していたいし、ゲームだってのめり込みたいタイプなのです。買い貯めた未開封のDVDだって残ってますし、取り貯めのビデオも消化しなきゃいけなかったりしますしね。買い物の度に購入していた小説の類もありますし、天気が良ければ身体も動かしたいし……と忙しいのです。とてもBGMとしての音楽を流している時間はありません。今回のフリップは、アンディ・サマーズとのコラポレート作ということになっていて、サマーズはポリスのメンバーとなるとテクノ系のミュージシャンです。テクノ系ミュージシャンというとイーノも思い起こさせるワケですが、それからするとやっぱりそっち方面かなと思ってしまうワケです。だいたい、フリップ&イーノはともかく、フリップ&アンディ・サマーズはついぞプログレ誌でも取り上げられていたものを見たことがありません。そうしたことから類推しても、やはりプログレとは距離をおいた音楽なのかなあと思って二の足を踏んでしまうのです。だから試さなければいけないというのもあるので、今後購入する可能性はあるのかも知れませんが今のところは未購入です。
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