Dec. 29, 2003 


 

ジャンニ・デリコ……Antico Teatro Da Camara

元々エキペ84のメンバーだったジャンニ・デリコの75年発表作。アナログ時代から幻扱いされていた曰く付きのアルバムだそうで、当時を知るリスナーには歓喜のリイシューと言えるものなのだそうです。どの辺りからのメンバーなのか?定かではありませんが、「Scarifrici」というアルバムに参加した人であることは間違いなさそうです。この「Scarifrici」ですが、エキペ84のアルバムの中でも最もプログレッシブなアルバムだと言うことで、ボクも長い間再発を待っていますが未だ果たされていないボクにとって幻のアルバムです。デリコは多分キーボード奏者だと思うのですが、彼のキーボードはかなりクラシカルな響きらしく、カンタウトーレものとしては出色の出来だとのこと。プログレ・ファンでイタリア好きなら買わない手はなさそうですよ。(ボクもすんでの所で買いそびれるところでした。まだショップの売り切れは続いているのでしょうか?)ちなみに彼はスタジオの帰り道、このアルバムの発売を待たずに帰らぬ人になったということです。


クラウディオ・ロッキ……Volo Magico N-1

 Viaggioが有名なクラウディオ・ロッキの2ndアルバム。かつて輸入盤も出ていたというロッキの2ndですが、ボクは余りにも有名な1stしか見たことがありません。見たことが無いというのは、つまり持っていないと言うことです。1stは実験色が結構強いと言うことで、これまで敬遠してしまっていたのでした。それなのに今回の2ndは買ってしまったわけです。それは2ndの方がよりユーロロック・ファンに楽しめる内容だと聞いていたためでした。実際、カンタウトーレ作でありながらA面1曲19分余というソロ作とは思えないアルバム作りは嬉しいばかりです。実際内容の方はギターやピアノのつま弾きをメインにはしているものの、要所にメロトロンが入ったり女声コーラスが配されたりとこだわった内容となっています。途中バンドサウンドになったりする等、イタリアのカンタウトーレ作としてはかなりプログレ度も高い内容となっています。また嬉しいのが、結構凝った変形ジャケットを再現していること。恐怖の頭脳改革風変形観音開きジャケながら、開いた内側に盤を挟み込めるように作られているため、開封した後の盤の収まりの悪さも無いというこだわりは立派の一言。結構お薦めですよ。

 

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