Dec.29,2003 


 2003年も、どうやら終わろうとしています。みなさんにとって、今年はどんな年だったのでしょう? ちなみに、日本のゲーム業界はかなり厳しい年だったようです。「ようです」と申しましたのは、キャメロット社にとっても厳しい年だったかというと、国内に関しては……という風に答えることになるからです。有り難いことにキャメロット社は元々、海外マーケットに強いソフトを作っています。オリジナルの「みんなのGOLF」を別にすると、概してどのタイトルも海外セールスの比率の方が高いみたいです。……例外はサターンというハードのタイトルです。セガのサターンは海外で普及しなかったですもんね。だけどそれらにも熱狂的なファンはいて、サターン当時のボクらのタイトルの続編を望む声は未だに多いのです。




 
 特に「シャイニング・フォースIII」というタイトルは、国内もさることながら海外で圧倒的な支持を受けてしまったようです。何千人にものぼる署名の入った製作嘆願書が送られてきたのにはさすがに驚きましたし、とても有り難いことだと思わずにはいられません。だけど今のキャメロットには「マリオゴルフ」や「マリオテニス」にも多くのファンの方がいらして、更に「黄金の太陽」というRPGにも熱狂的な支持者がいてくれます。なぜだかやっぱり海外のファンの方がより熱狂的みたいです。

※だいたい日本人は奥ゆかしいですからね、短銃に比較出来ないところはあります。シアトルのセイフコフィールド・スタジアムで見たマリナーズ戦も、日本の野球と違うのでビックリしましたもん。よく野球とベースボールは違うといいますけど、「違う分けないじゃん」と思っていたボクが浅はかでした。競技の中身は同じでもショーアップの仕方とか、観客の楽しみ方は全く違ったというのが感想です。あれだったら見に行っちゃいますよ、楽しいもん。日本人もアレぐらいオープンになれたら、人生がもっと楽しくなれるのになあ……等と自分が日本人であるにもかかわらず、勝手なことを考えてしまいました。

 先日会った「あるアメリカ人の方」は、未だに出張のお供にマリオテニスとマリオゴルフを携行していましたよ。普通、ゲームボーイ版というと年齢層が低いプレイヤーのソフトだと思われがちなのですが、ゴルフとテニスに関しては圧倒的に年齢層が高いみたいです。別に年齢層の低いプレイヤーが遊べないソフトではないのですが、年齢層の高い方がじっくり遊ぶために購入されるケースが多いということなのでしょう。

※「マリオなのに?」と思われる方がいらっしゃるとしたら、ボクはちょっぴり悲しいです。マリオというキャラクターは、いつから低年齢層向けのキャラクターになってしまったのでしょう。ボクがスーパーマリオを体験したのは27歳位のことですし、それ以前のドンキーコング等のアーケードゲームだって実は大人が遊んでいたものでした。お子様たちに親しまれるのは嬉しいことですが、だからといって大人が子供向けと決めつけてしまうのは……ねぇ。実際、マリオサンシャインは良く出来たゲームだと思いますし、ルイージマンションもボクは楽しかったですよ。

 そしてボクらがお世話になっている任天堂さんには、ゲームキューブとゲームボーイアドバンスというハードがあって、そのどちらにもソフトを供給しなければなりません。ゲームキューブというハードは最新のコンソールマシーンですから開発が大変なのは理解して頂けるでしょうが、ゲームボーイだからといってアドバンスが簡単なわけでもないのです。特に我々はソフトに対する要求も高いですしね。スタッフのみんなも大変なわけです。更にゲームキューブとゲームボーイアドバンスをリンクさせて、両方のソフトを持っていると付加価値が付くようにと企画を凝らすのですが、結局製作スタッフに負担をかけることになるわけで……ゲーム製作は楽しいけど苦しくもあるのです。

続く→

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