Oct.29,02 



  9月のプログレの部屋に穴を開けちゃいまして……2ヶ月ぶりのご無沙汰です。言い訳じゃないんですけど、9月は本当に忙しかった。それでなくても連休で出社日数が少ないのに、来客が多く、ミーティングの数も異常でした。そういえば、この数ヶ月は仕事の進みも遅い感じがします。ひょっとして「スランプ? 」と思ったりもして、ちょっとだけ気弱な今日この頃です。





消費
 そうなってくると、人間は消費に走るみたいです。ついに密閉型アクティブ・サブ・ウーファーのB&W−ASW2500、SACD対応型DVDプレイヤーのパイオニアDVS747Aを購入してしまいました。先日購入したAVアンプによって5チャンネルでの音楽やDVDのリスニングが楽しめるようになったのですが、0.1チャンネルが不足していました。それを解消するべく購入したのがASW2500でした。これで特にサラウンド系の映像メディアの重低音はバッチリです。そしてDVDプレイヤーはというと、これまでプレイステーション2を代用していました。AVアンプを購入してからは音響だけは光ケーブル経由で接続もしました。だけどPS2の音響はプアなんです。そのままテレビへ出力すればお分かりの通り、ボリュームは小さいし音質も悪い。そして何より操作性が悪かったんですね。ボクは別売のリモコンを装着して、少しでも快適に操作できるように努めました。しかし家内に買い与えた1万5千円のDVDプレイヤーの方が断然優れていたんです。まあ、DVDプレイヤーはおまけで付いた機能だと言われればそれまでなんですけど、「やっぱり専用機は凄いなあ」というのが偽らざる心境でした。かといってDVD機が何台もあってもねぇ……。そこでこのパイオニアDVS747Aの登場です。(といっても、これはもう1年前から売られているハードなんですけどね。)

 まず弟の秀五氏が買いました。彼が買った理由ですが、何でも「もうすぐ廃機種になるからだ」とのことです。実はこのDVDプレイヤー、SACDやらDVDオーディオがかかるという優れもののマシーンなのです。ハードの重要なパーツはフィリップス社が供給しているらしく、音質に優れた上に映像メディアもかかるDVD機というのが売り物のマシンでして、一説にはパーツが高いために採算が厳しいマシンだとか……。(映像出力はもちろんプログレッシブです。ついでに言いますと、1年半前にリビング用に買った東芝のテレビのスイッチが壊れまして、買い換える羽目になりました。それで、壊れる東芝はやめてビクターのBSデジタルチューナー付きのワイドテレビを購入したため、プログレッシブ出力機能は強い味方となりまして……ただしこのテレビはボクの寝室兼トレーニング・リスニングルームのモニターとして利用しております。)このプレイヤー、廃機種になるということで、これまでほとんど値段が下がらなかったのが値下げされるというので、これまでも品切れだったモノが一気に品薄になったというのです。今回買ったAVアンプはSACDからDVDオーディオまで対応しているのですが、「やばい、もしもそんな魔法のプレイヤーがあるなら、無くなる前に是非欲しいモノだ」と思った次第です。

 ところでボクはインターネットの情報から、後継機種が出るという情報も入手していたので、一時期は後継機種を待つ腹づもりになっていました。後継機種の方が映像やらサウンドやらのクオリティが上がっているモノと勝手に想像していたからです。ひょっとすると、チップ等のコストダウンで廉価にしてハイクオリティなマシンに進化している可能性もあるだろうとも思っていたからです。ところが前述の通り、同商品のクオリティをアップしているフィリップスのパーツが国産に変わるのはとても危険らしいというのです。というのも、CDプレイヤーも初期のマシンは重要部品がフィリップス社の頃にはコストも高かったけれども音質も高かったのに、それらが国産化されることで圧倒的なコストダウンは出来たけれど音質は明らかにクオリティダウンをしたという前例があるかららしいのです。(これはパイオニアというメーカーだからと言うことではありません。全てのCDプレイヤーに当てはまるとか……。)そしてリサーチしてみると、どうやら後継機種にあたる757というマシンは、映像出力では前身機種と遜色がないけれども音質は断然747が良かったということらしいのです。ボクの場合は本来、映像もさることながら音へのこだわりが強い方なので、音質が落ちるというのには黙っていられません。そこで、急遽前出の機種を購入することに決めたわけです。

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 プレイヤーについてなのですが、元々ボクはプレイヤーのクオリティアップによる音質の向上などは、きっとちっぽけなモノだろうと思っていました。だって、デジタルデータをソースから引き出し、アンプに供給するだけの役割しか果たしていないんだから……と思っていたからです。ところが実際はそうでもないみたいです。というよりも明らかに音質は向上しています。いいや、向上しているどころか、大幅にクオリティアップしました。ボクはプレイヤーの役割なんて前出の通りだと思い、プレイヤーなんてミニコンポのプレイヤー部を流用すればいいや……という手抜き状態で過ごしてきました。前回の買い換え(スピーカーとアンプが入れ替わったことはご報告しましたよね)によって、ボーカル部の張りや、各楽器のセパレーション、高音と低音の切れ味が別世界のように変化してましたから、それだけでも大満足という状態だったのです。音色も繊細でありながら艶っぽく響いて、かつて報告したソニーのセレブレーションとも比較にならないほど素晴らしい音像を浮かび上がらせて……正直痺れましたし聴き惚れてもいました。

 ところがプレイヤーが変わってみると、更に音にメリハリと厚みが加わったように感じます。デジタルデータを転送しているに過ぎないプレイヤーの変更が、どうしてこれほど音に影響を与えるのか? 納得がいきませんけど、きっと前述のフィリップス社のパーツが大きな影響を与えているのだろうと考えるしかありません。(しかし、この、ボクにとっては高価なプレイヤーがオーディオの世界では中級機と呼ばれ、音質の面でも値段相応と呼ばれているに過ぎない……らしいのですから、つくづくオーディオの世界とは恐ろしい世界だなと感じずにはいられません。)おかげで、このところは過去に買い求めた比較的収録の音質の良いアルバムを選んで聴いています。久々に聴いたアルバムたちは、昔聴いたそれよりもはるかに豊かに響いているように感じます。またせっかくのプレイヤーですので、dts24ビットリマスターCDやDVDオーディオにもトライするようにもなりました。前回のアンプの買い換えで、目出度くマルチチャンネルで20ビットdtsが楽しめるようになっていました。そして今回、プレイヤーを買い換えたことでSACD=スーパーオーディオCDと、DVDオーディオという現在のところ究極の音楽ソフトを楽しめるようになったのでした。

 しかしそれらは何故か? アンプへの出力ケーブルがデジタルではありません。つまりアナログなのです。しかもどうやらアンプの機能を通らずに出力されるような仕様になっている模様。最近のdtsなんかはシャープで切れのある音色なのですけど、DVDオーディオやSACDはレコードを再現しようとするような「切れよりも膨らみ」というような音色を奏でます。かつてアナログの頃、オーディオマニアだったボクはスタジオ・モニター的な切れと豊かな音色の2つが同居するようなシステムを目指していまして、今回のシステムはそれらを高い次元で満足させてくれていると感じていました。(もちろんリスニングルームの環境も大きいです。幸いにも、ボクの部屋はオーディオを鳴らすには最適の環境の方のようです。)そういうことで考えた時、SACD等の音楽ソースの必要性について一考の余地があるようにも思えますが、まだ聴き込んでいないしスピーカーの設定についても検討の余地があるので、この結果は先送りにしたいと思っています。取り敢えず、SACDやDVDオーディオの音楽ソースをもう少し取り揃えて、聴き比べていきたいと思っております。

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 少々オーディオの話で文字数を費やし過ぎてしまいました。早速、今月のプログレの話題にまいりましょう。



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