May.27,02 



ライブメンバー紹介
ここでライブのメンバーを。

◆フランツ・ディ・チョチョ
 ドラム、パーカッション、ヴォーカル。ボクは最初から、チョチョのヴォーカルによるポップなPFMというのがイメージできませんでした。なぜなら、チョチョって、ボクの好きな初期の作ではそんなにヴォーカルを取っていないんですよ。なのに、どうして「オレがヴォーカルをやる」ってなるのか、納得がいかなかったんですね。「お前がバンドをダメにしたんだろ」のフィル・コリンズが思い浮かんでしまって……。だけど今回のライブでナゾが解けました。チョチョって、ベルナルド・ランゼッティみたいなボーカルを取ることを発見したんです。「そうかチョチョはランゼッティになりたかったんだ」ととても納得しました。(ちなみにランゼッティのボーカルは、モロにガブリエルしてますよね。彼のいたアクア・フラジーレの1stはCSN&Yみたいだし……。2ndは大好きなんだけど……って、これもバックナンバーで書いてましたね。)だけど、ドラムはバカテク。いや、バカテクというばかりでなく情感があるというか、ある意味メロディアスなドラムと言えるものでした。サポートのドラムも巧いんだけど、チョチョのドラムを聴いてしまうとねぇ。チョチョはボーカルをとってもいいから、ドラムはずっと叩いてて欲しい。(ジェスロ・タルのイアン・アンダーソンみたいなシアトリカルなボーカルをやる必要なし!だと思います。まあ、あれはあれでパフォーマンスしてますから良いですけど。)

◆フランコ・ムッシーダ
 ギター、ヴォーカル。ムッシーダのギターは良かった。イタリアをイメージした曲だと紹介した「ジェット・ラグ」からのアコースティック・ギターでの演奏も、スティーブ・ハウのギター曲に匹敵します。しかし今回のプロダクションでは、ミキシングが引っ込んでいて全体の演奏になるとアルバムでの迫力が出ていなかったのが残念。それでも存在感は十分で、何しろデカイ!握手してもらっちゃいました。しかし大阪公演ではサイン会もあったとのことで、ちょっと悔しいかな……。ボクらがムッシーダに握手してもらいに出ていった時、その様子を難波さんに見られてしまったのでしょうか?(ボクは知らなかったのですが、難波さんの席もボクらの斜め後ろだったらしく、知っていたら……出て行けたのかなあ。)ボーカルのハイトーン部ではちょっと苦しめでしたね。(まあ、90年代のグレッグ・レイクよりもよっぽど出てましたけど。)

◆パトリック・シヴァス
 ベース、ヴォーカル。この人はかつて、アレアのファーストでベースを弾いていました。(その頃PFMのベースはジョルジョ・ピアッツァという人で、人気絶頂期に辞めてしまうなんて欲のない人ですよね。)アレアでも彼のベースは光ってたけど、PFMでも貢献度は大。かつてリズム・セクションの重要性にいまいち気付いていなかったボクですけど、ここのところは「リズム・セクションって大事だなあ」と痛感します。編成が小さくなればなるほど、全てのパートが重要になるんですけど……PFMやイエスのような音数の多いバンドでも、やっぱりベースはしっかり個性を主張してきます。今回のライブでのシヴァスも渋いというか、走りまくったベースを披露してくれました。

◆フラヴィオ・プレモーリ
 キーボード、ヴォーカル。この人、70年代のテレビでのライブの姿では結構地味だし、大人しそうな感じでした。顔も幼かったのかなあ。(それはボクも一緒かあ。)だけど、今回見たプレモーリは格好良かったなあ。すごく大人な感じだし、クールだけどヴォーカルの歌いっぷりなんかしびれました。「この歌もプレモーリ? 」という感じで、彼のヴォーカルを取る曲が思った以上に多いのにはビックリ。シャウトしちゃったりするのも良い感じです。キーボードも滅茶苦茶上手かったですよ。できたら、アコーディオンのパフォーマンスも見たかったなあ……。(名前をど忘れしましたけど、プレモーリはERというテレビ番組の初期シリーズで主役をやっていた男優にそっくりで、ホントにほれぼれするほど格好良かったです。)

◆ルーチョ・ファブリ
 ヴァイオリン、ギター、キーボード。ボクらの目の前で張り切っていたスキンヘッドの彼は、とても清々しいナイスガイ。別に言葉を交わしたワケじゃないですけど、とても折り目の正しい紳士のように見受けました。ヴァイオリンの上手い下手はわからないですけど、後期PFMのメンバーですし、もちろん初期の曲も難なく弾きこなしているのだから下手なワケはないでしょう。気持ちよくヴァイオリンを弾いていたのが印象的でした。

 何度でも言いますが、とにかく最高のコンサートでした。冒頭でも書いたように、「これさえ聴いていればいい」とさえ思ってしまうほど大好きなバンドPFMのコンサートですし、彼らの心のこもったライブであるのがボクの席まで伝わってくるのです。これ以上、何を望みましょう? 実はボクは不覚にも2回ほど落涙してしまいました。それほど素晴らしいコンサートであり、至福のひとときだったのです……。

 コンサートが終了して、ボクらは元(再編で現役に復帰したのかな? )美狂乱の久野さんと約束があって名刺交換したり、ワールド・ディスク店長の中島さんと談笑したりと、余韻を楽しんでから帰宅の途につきましたとさ……。


 あれからしばらく経ちますけど、今でも時々頭の中で「ドルチッシマ・マリア」が鳴り響いたりと・・・感動の余韻は続いています。是非また、来日してもらいたいものです。(今度は出来ましたら、新宿厚生年金会館辺りでお願いできないモノでしょうか?)


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