Mar.27,02 



いよいよ開演
 「確か通りに面してなかったんだよね、あそこはさ」なんて話しながら、大きな通りの一本向こう側にそれらしき建物が見えてきます。誘導のお兄さんが出ているから、違うホールかと思ったら、そこがクラブチッタでした。「メジャー級ならまだしも、プログレのコンサートに誘導係が出ているなんて、やっぱりPFMは別格なのかな? 」なんて考えながら会場へ。まずは売店を偵察してみると、ディスク・ユニオンの方が出張していて「あら、今日はお茶の水店の出店かな? 」なんて思ったら、新宿店の大江さん(いつもお世話になってます)もしっかりとその中にまじってました。こういうコンサートでは「CD購入でサインがもらえる」なんて特典がよくあって、いくつもサインをゲットしているのですが今回はそういう特典がないのでパス。(だいたい、PFMのアルバムはみんな持ってるし……。)しかしいつもは購入しないパンフレットですが、今回だけはもちろん購入することにしました。(だけど3000円は高いよぉぉ。)多分、何度も見返しては思い出すんだろうなあ、なんて思うわけです。
 そしてドリンク交換を行いに行くと、難波さんを発見!(人づてですが、ライブのMCでボクらのことを言ってらしたということなので覚えていてくれるかな、なんて思いながら)声をかけさせて頂くと、気軽に応えて頂いてとても嬉しかったです。難波さん、明日は山下達郎さんのライブがあって、本当は前日入りしなきゃいけないのにPFMのために当日入りにさせてもらったとか……。そんな事情にもめげずPFMのライブにみえるとは、さすがは難波さんのフェイバリット・バンドだけのことはあります。しかも明日の午前中は雑誌の依頼で、PFMのインタビューまで行うそうです。ユーロロック・プレスか、ストレンジディズか、いずれにしても早く読みたいものです……っていうか、ボクにも立ち会わせてとお願いしたいぐらい。他にも年末のライブに行かせて頂いた話やら……一方的っぽく色々と語らせて頂きました。「下田君、頑張ってますね」と秀五氏が言ったところ「うちは、修行バンドだから……」と語ってらしたのが印象的でした。我々と話をされた後も、ミュージシャンらしき方から声をかけられたり、サインをねだられたりと……やっぱり有名なミュージシャンは忙しいのです。

 そして会場へ。そこかしこに、音楽業界らしき人や見たことのあるような人がいます。おお、あそこにはケンソーの清水さん。ルネッサンスの時も近くの席でしたが、今回もご近所さんです。というようなことを思っていると、会場が暗くなりました。コンサートの始まりです……。
 それでセットリストなんですけど、前にもお話しした通りボクは曲目を覚えるのが苦手なんですよねぇ……というワケで、ちょっとインターネットを利用して他の方のセットリストを拝見してみました。すると大阪公演のセットリストを発見!

 個人でやっていらっしゃる「プログレッシャーの物置小屋」というホームページに以下のようなセットリストがありました。
1.ハンスの馬車
2.幻の映像
3.ペニンシュラ
4.out of roundabout
5.何時...何処
6.four holes in the ground
7.il banchetto
8.ドルチッシマ・マリア
9.プロムナード・ザ・パズル
10.Mr.9 till 5
11.Alta roma 5 till 9
12.Celebration
e-1.liver of life
 この方、なんと大阪公演を2回の他にクラブチッタにまで足を運ばれるとか……。す、凄い!凄すぎます。ビル・ブラッフォードのコンサートにも行かれたようですし、強者という他ありません……。そんなことを感心してる場合じゃないか?

 こうしてみると曲目も東京の方が多そうですし、演奏曲順も随分違って見えます。「人生は川のようなもの」もコンサートの中間部でやっていましたし、セレブレーションはコンサートのラストでしたし……。曲目はこのセットリストにプラスαという感じでしょうか?とにかくアルバムで言うと「幻想物語」と「友よ」から全曲に、「幻の映像」からは同アルバムで新曲として入った「オールドレイン」、「蘇る世界」から「four holes in the ground」に「ドルチッシマ・マリア」、「チョコレート・キングス」「ジェット・ラグ」から多分それぞれ1曲、「スオナーレ・スオナーレ」から「Maestro Della Voce」、その他といった構成だったと思います。(セット構成の順番はねぇ……あはは。)これまで、4枚組のボックスも含めてPFMのライブは色々と聴いてきましたけど、こんな凄いセット・リストのコンサートは記憶にありません。これまでのライブは「蘇る世界」から「チョコレート・キングス」の頃が中心だったため、幻の映像以前の楽曲というのはほとんどアルバム化されていないのです。(ブートではあったのでしょうか? ブートモノもいくつか聴きましたけど、イタリア時代というのは記憶にありません。)当時今回のような約2時間20分のコンサートをやっていたのであれば、とてもアルバムに収録しきれないのでわかりませんが、もしも違うのだとすればこれは本当に歴史的コンサートです。

 前述の通り、イタリア版の1st、2ndを中心にコンサートが行われたと書きましたが、本来「幻の映像」は「友よ」全曲+1stの「セレブレーション」+新曲という構成で、「幻の映像」からの……という書き方が正しいように思われるかも知れません。しかし実際には、イタリア・アレンジでの演奏が多かったように思えるのです。(バックナンバーで)ご存じの通り、ボクはリアルタイムの時代、「幻の映像」ではなくイタリア版の1stと2ndを愛聴してきました。これは兄弟で、それぞれ分担してアルバムを購入した時代が長かったからで、「幻の映像」でPFMに魅了された我々は、イタリア盤の2つのアルバムを発注することにしたのですが、発注の際にたまたまボクが1stで秀五氏が2ndを選択してしまったのです。1stはほとんどオリジナル・アルバムでしたが、2ndは「幻の映像」と同じ内容のクセして曲数が足りない。その上1枚3800円では泣くに泣けないワケで、1stを譲らなかったボクが2ndを引き取る羽目になったワケです。そのため、ボクのイタリア盤の耳は大したもんです。(つもりです、だって「幻の映像」の代わりに聴いてたんですからね。)今回のアレンジは、どう考えてもイタリア盤のアレンジを踏襲したモノでした。セレブレーションも、「セーレブレーショーン!」のフレーズも「ラーーーフェスター!」とやってましたもんね。(秀五氏によるとプレモーリだけはセレブレーションの方を歌ってたみたいですけど。)そんなワケで今回のライブは、イタリア盤PFMを堪能することになったライブでした。

 PFMは本当に素晴らしかったです。とにかくボクは昔から「幻想物語」(当時はイタリア盤1stと呼んでました、ストーリアなんたらかんたらって、何のことやらわかりませんでしたもん、でも今なら「1分間の物語」という意味なんだとライナーとかが教えてくれて便利ですねぇ……そういう意味では日本盤がやっぱり良いなあ)のライブが聴いてみたかったのです。それが実現したのが何しろ感激!「友よ」も全曲聴けましたし。


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