Jun.25,02 



次はこんなお知らせのメイルがきました
King Crimson 初期メンバーによる東京公演のお知らせです。

King Crimsonのアルバム "In the Court of the Crimson King"(ITCOTCK)及び"In the Wake of Poseidon"(ITWOP) に参加したオリジナルメンバーを中心に結成された 21st Century Schizoid Band による東京公演が決定しました。公演ではKing Crimson、McDonald & Giles、及びメンバーのソロ作品を演奏する予定となっています。

以下に挙げるメンバー構成での King Crimson 初期ナンバーの演奏は「幻し」と言われていた1969年 Crimson ライブ演奏の雰囲気を目の前で確認できる歴史的とも言える快挙です。是非とも多くのファンの方にご覧いただきたいと思い、TOP ではシャイニング、Poseidon Production との共同制作体制のもと、東京において11 月に連続二日公演を実現します。



21st Century Schizoid Band 東京公演 オフィシャルメンバー
Michael Giles drums and percussion
Peter Giles bass, vocal
Ian McDonald keyboard, sax, flute, vocal
Mel Collins sax, flute, keyboard
Jakko Jakszyk guitar, vocal



Michael Giles, Peter Giles 兄弟は Robert Fripp とともに King Crimsonの母体となった Giles, Giles & Fripp (GG&F) を 1960年代後半に結成、IanMcDonald は 彼とセッションを組んでいたJudy Dyble 名で出された音楽紙への広告がきっかけで GG&Fに参加し、その後 King Crimson 結成へと向かったことは King Crimsonファンであればご存知の方も多いと思います。最近では Peter Giles が保存していた音源をベースに Brondesbury TapesとしてCD/LP が発売されており、King Crimson の音楽へ至る道筋の一つが明らかになってきています。

Michael Giles は ITCOTCK 及び ITWOP の両アルバムに参加、Peter GilesはITCOTCKには参加しなかったものの ITWOPには正式メンバーとしてベースで参加しています。Giles 兄弟は今回が初の来日公演となります。Michael Gilesは Ian McDonald と McDonald & Giles というバンド名で大変素晴らしいアルバムを制作していますが、そこでは Peter Giles がやはりベースを弾いています。そのアルバムからも明らかなように、Michael Giles は高度な演奏技術とアーティストセンスを持つだけでなく、作曲面でも時代を切り開いていく才能を持っており、現在制作中(年内発売予定とのこと)のソロアルバムは大いに期待できます。

Ian McDonald は Steve Hackett 日本公演 (King Crimson の曲を演奏したことで記憶に残っているファンの方も多いでしょう)或いは John Wetton日本公演への参加という形で数回来日していますが、今度はKing Crimsonオリジナルメンバーでの公演という彼にとっても画期的な形で来日が実現することになります。I Talk to the Wind, Epitaph, The Court of the Crimson King, Cat Food など彼なしではこの世に存在しない名曲を生み出した作曲家、アレンジャーとして今回の公演は Ian にとっても重要な歴史の一ページとなることでしょう。(Ian McDonald はDarryl Way'sWolf のプロデュース、その後 Foreigner への参加、ソロアルバムの発表と Crimson関係以外での活躍もありました)。

有名なセッションミュージシャンとして多方面で活躍しているMel Collins はKing Crimsonでは ITWOP から参加、その後も King Crimson の"Lizard", "Islands","Earthbound", "Red"にクレジットされています。日本ではケルト界の重鎮 Clannadのバックバンドの一員として来た際その才能を見せてくれました。CollinsはCamel でも活躍しましたが、それ以外にも BryanFerry, Roger Waters, Dire Straits などとの幅広いセッションワークを重ねています。現在ドイツ在住の Collinsは「以前 King Crimsonにいた時はまだ曲をうまく弾けていなかった」と彼一流の言い方で謙遜していますが、これは今ならもっと上手に弾けるということです。東京公演では Ian とのダブル管楽器演奏、一体どのようになるのか興味深いものがあります。I Talk to the Wind の間奏やヴォーカルのバックに入っている管楽器は果たしてどのように演奏されるのでしょうか。

さて、King Crimson 関連ではメンバー中唯一の「新人」となる Jakko Jakszykですが、実はイギリスのプロミュージシャン界隈では高い評価を得ているギタリスト、ヴォーカリスト、作曲・編曲家です。自身のバンドには Dizrhythmiaというのがあり、Kate Bush のバックを務めたベースのDannyThompson(元Pentangle) や昨年のStewart & Gaskin東京 TLG 公演で来日したドラマーのGavin Harrison がメンバーとなっています。また、カンタベリー系アーティストとのコラボレーション(Pip Pyle, Dave Stewart, Peter Blegvad,The Lodge) や、元 JAPAN の Richard Barbieri, Mick Karn, Steve Jansen とのつながりもある他、Level 42 に Allan Holdsworth の後任として参加、バンドの最後のツアーで来日したこともあるやり手ミュージシャンです。本人によると、ティーンエージャーの時に聞いたKing Crimson が彼の憧れであったとのことで、今回のバンドは彼にとっては将に夢の実現となります。

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 これはフリップ抜きのキング・クリムゾンが再結成し、初来日を果たすというインフォメーションで、この企画に関わっているのはどうやらバンコやマグマの来日公演にも関わったポセイドンさんみたいで、こんなメイルを送ってきて頂いたみたいですけど。多分、もうこの情報は知っている方は知っていらっしゃるでしょう。ボクらも告知を受けて、すぐにチケットのオーダーをかけました。だってマクドナルドに、ジャイルズ兄弟に、コリンズですよ。かつてハケット&フレンズという形でマクドナルドとウェットンが来日した際、「風に語りて」「クリムゾン・キングの宮殿」を演ってくれましたけど、あの時も鳥肌が立つほど感動しましたよ。オリジナル・メンバーは1人だけだっていうのに……。だから今回はもっと感動できるんじゃないでしょうか? ジャイルズのドラムとかも見てみたかったですしね。ボーカルだけがちょっと心配で……。ハケットの時は今やレイクよりもレイクらしいウェットンのボーカルでしたから、もろにクリムゾンだったのですけど、声が全然違っちゃうとねぇ……。そういえばストレンズディズのハケットのインタビューで「マクドナルドたちからクリムゾンバンドというのに参加しないかとの誘い」を受けている旨の記事がありました。「ボクに声をかけるってことは、ボブは参加しないらしい」とか言ってましたけど、その辺の事情は「あんた、知ってるだろ! 」と突っ込みを入れたくなりましたけど、「ははあ、ハケットに声をかけたのか? 」と何だか裏情報っぽくって妙に嬉しかったりしました。とまあ、そんなワケでクリムゾン・ファンのみなさんは、お誘い合わせの上で是非コンサートに足を運んでみてください。



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