Feb.28,02 



ロバート・ワイアット紙ジャケ再発
ついにカンタベリーロックの父ともいえるロバート・ワイアットの各種ソロアルバムが紙ジャケ仕様で再発される運びとなりました。リリースするのは、ザッパの紙ジャケ再発で気を吐いた(でも特典ボックス&追加紙ジャケがまだ送られてきませんよぉぉ)ビデオアーツ。ザッパの紙ジャケは結構z判が良いらしい(ボクはアナログ時代のザッパは全くの素人でよくわかりません)ので今度の紙ジャケも期待しちゃいましょう。リリースされるのは以下の6タイトルです。

 ◆ロック・ボトム
 ◆ルース・イズ・ストレンジャー・ザン・リチャード
 ◆ナッシング・キャン・ストップ・アス
 ◆オールド・ロットン・ハット
 ◆ドンデスタン
 ◆シュリープ

 前回のザッパに続き、今回のロバート・ワイアットもボクは初心者です。ロバート・ワイアットに関する音楽で知っているのは、ソフトマシーン3rdまでとマッチング・モールぐらいまでなので、あんまり大きな事は言えそうもありません。ロバート・ワイアットがカンタベリーロックの祖と言われる所以は、ワイルド・フラワーズというカンタベリーロックの源流バンドのオリジナルメンバーだったことにあるようです。ちなみに同バンドには、ロバート・ワイアット以外にケビン・エアーズやヒュー・ホッパー等が在籍していたとのこと……。その前にもロバート・ワイアット・バンドだったかデヴィット・アレン・バンドだったかも、存在していたようですが……。(急ぎで原稿書いてるので、何の資料も見てません……実はこれまでもほとんど記憶で書いてます……ので、間違ったらご免なさい。なんてったって、この辺は研究してる人が多いですからねぇ。)ロバート・ワイアットが3rdでソフトマシーンを脱退したのは、バンドの音楽性がドンドンとジャズ系統に向かってしまっていたからだそうです。(この辺は途中参加したニュークリアス組が元凶らしいですけど、アメリカ公演の最中にエアーズの代わりに加入したホッパーの影響も強かったみたいです。その後のホッパーの活動を見れば、それもうなずけますね。)そして結成したのがマッチングモールです。ソフトマシーン3rdの方向性に嫌気がさして結成した同バンドなので、ソフトマシーンの1stや2rdに回帰するのかと思いきや、こちらもボクにはソフトマシーン3rd以降の流れに近いバンドのような気がするのですけど……。

 ここでちょっとウンチクを……。ソフトマシーンとかの解説で、しきりにジャズだジャズだと言ってますけど、ここで言うジャズとは原則的にはフリー系統のジャズだと思った方が良いでしょう。ジャズにも歴史があって、ビッグバンドからバップ、ハードバップ、モード、フリーなんて流れがありまして、ヨーロッパではハードバップ以降、特にミュージシャンたちにフリー系統のジャズがもてはやされたのがこの時代でした。確かに例えばアメリカでのジャズの老舗ブルーノートとかでも、かつては正統的なジャズをかたくなに守ってきたのですが、1965年ぐらいからはフリー系統のジャズを積極的にリリースするようになっていくぐらいに当時の主流となりつつありました。当時それらフリージャズのメッカとなったのがフランスだったわけです。それをカンタベリーに持ち込んだのが、多分当時ヒッピー生活をフランスで送っていたデビット・アレンだったのではないかと推測できるわけです。以上、ウンチク終わり。

 その後ワイアットは、パーティーで階段から転落事故に見舞われ下半身不随になってしまいます。これでバンド活動を断念したか? で、ソロ活動によるアルバム製作を始め、リリースされていったのが今回紙ジャケ再発される書作品というわけです。それまでボーカルよりはドラマーとして一世を風靡したワイアットが、ボーカルに専念しているアルバムと言うことでどんな内容になっているか……ボクもそれが不安で購入に踏み切れなかったのですけど……わかりませんが、今回は紙ジャケ限定と言うことでコレクター心をくすぐられます。取り敢えず、ボクは購入すると思うのでその内にはインプレッションさせていただくことと思います。みなさんも、各自で調査してみて下さい。(取り敢えず、ロックボトムは名作と言われているようです。けしてWWF(アメリカン・プロレスです)のロックの必殺技ではありませんので悪しからず。)



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