今月のプログレ

 さて、今月の話題です。ここのところ紙ジャケ再発が多かったものですから、どうもそちらに興味が集中してしまっていました。やっぱりロックの紙ジャケと比較するとジャズの紙ジャケの方が遙かに入手しやすかったのも、ジャズに集中した要因ではありました。買い逃してしまった「マクドナルド&ジャイルズ」なんて、再発しないと一生紙ジャケでは手に入らないかも知れません。
(イーストウェストさん、アンコールプレスをよろしく。あっ、その際はハイビット・リマスターをよろしく。紙ジャケの魅力の一つがハイビット・リマスターによる音質の向上だったりしますが、同作は特に音質が悪かったようなのです。ハイビット・リマスターで再発したら売れますよ、コレ。)クラプトンの紙ジャケものも結局再発されちゃいましたけど、クリームの「素晴らしき世界」なんかは一般では手が出ないほどのプレミアがつけられてしまってましたでしょ? それに比較すると、ジャズは(一部のマイルスものを除けば)探し回ることでかなりのタイトルは揃います。いくら探しても見つからないロックよりは、見つかる可能性のあるジャズに向かっちゃうのは仕方ないことだと思いますが、どうでしょう……。



検証しなければ……

それで、今回はまずストレンジ・デイズ・プレゼンツ・ブリティッシュ・ロック・レジェンド・シリーズ〜モダン・ポップ編について検証しなければならないのですが……。

今回発売されるのは

●ゴドレイ&クレーム×2、
●10cc×4
●スパークス×4
●バグルス×1
●ルイス・フューリー×2

の計13タイトルです。それで最初に理解しておく必要があるのは、今回のものはポップス畑のタイトルであることです。だから、プログレッシャー全てが対応可ではないであろうと考えます。以下は今回の発売タイトルです。

ギズモ・ファンタジア


1
0
c
c
オリジナル・サウンドトラック+2
びっくり電話+1
愛ゆえに+3
ブラディ・ツーリスト+1


キモノ・マイ・ハウス
恋の自己顕示
スパーク・ショー
ビッグ・ビート


UICY9181 プラスティックの中の未来+3


UICY9182 ルイス・フューレイ
UICY9183 ザ・ヒューマー・オブ・ルイス・フューレイ

 その中ではゴドレイ&クレームが実験性のある音作りがされているということで名高いようで、10ccの初期がプログレッシャーに対応可だといわれているのも、彼らの存在があったからだとも言われているのです。今回の10ccのリリースされるアルバムでは、確か「オリジナル・サウンドトラック」と「びっくり電話」までが彼らの参加したアルバムとなっていたはずです。この頃のプログレは、どこまでがロック?で、どこまでがポップか?の線引きが難しいのですが、少なくともゴドレー&クレーム組の参加していた頃の10ccなら、我々プログレッシャーも十分楽しめる音楽性を持っていたといわれています。(10ccは、実は随分前から持っているのですけど、どうした訳か?開封していなくって今回の発売を迎えてしまいました。だから、どういう音楽だ!と明確にお応え出来ないのです。)ただし、昔の記憶で言うなら10ccはそうとはいってもポップ色が強いのは間違いありません。「オリジナル・サウンドトラック」はトータル・アルバムとして紹介されていますけれど、プログレッシャー好きのトータル・アルバムをイメージするととまどう可能性は高いでしょう。かつて、ボクもそうなりました。ゴドレイ&クレームはこれまで聴くチャンスに恵まれなかったので、ボクとしては発売が楽しみです。是非、発売後には禁(購入順に聴いていくというのがボクの中での掟なのです)を破って試聴の上、どんな音楽だったかをこのページ上でお伝えしたいと思います。(ちなみに、同バンドは今回が日本での初プレス&発売ということになります。)

 

バグルスはかつて「ラジオスターの悲劇」という邦題でマーキュリー・レーベルより発売されたアルバムの紙ジャケ化です。(アルバム名ですが、同名大ヒットシングルをアルバムタイトルとしたわけです。)今回「プラスティックの中の未来+3」というアルバム名で発売されるのは、オリジナルタイトルの「The Age Of Plastic」を和訳したモノと思われます。バグルスはご存じの通り、解散状態だったイエスをドラマで復活させた立て役者であり、後にエイジアで活躍したジェフ・ダウンズと再編イエスのプロデュースも手掛けることになるトレヴァー・ホーンとによって結成されたバンドです。内容はというと、テクノのリズムが全面フューチャーされていることと、全体にイコライジングされたぼやけた音像が80年代初頭の当時の流行をしのばせます。ある面でXTC等と同じ様な味付けというか……。しかし内容を吟味してみると、結構凝った音作りがされていることがわかります。イコライジングが災いしてしまっていますが、実は適度にシンフォニックだったりもします。テクノのリズムが気にならずに、後のイエスやエイジアに思い入れのある方だったら購入する価値は十分あるのではないでしょうか?
 スパークスは残念ながらボクのテリトリー外で、「キモノ・マイハウス」という1stが当時話題をさらったという以外全く分かりません。当時プログレッシブだという評価は聴いたことがありませんでしたが、果たして……。ルイス・フューリーというアーティストも初耳です。どなたか?詳しい方はいらっしゃらないでしょうか?
 ボクとしても後者2アーティストは購入するか?迷うところです。もしも購入したなら、それなりのレビューをしてみたいと思います。


 今回は長いよ→



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