ああ、5月になってしまいます。ヤバイ、ヤバ過ぎる……。また、プログレの部屋の原稿(4月分)を落としてしまった……。合併号だけは、避けたかったのに……。

 という訳でボヤボヤしている間に、一ヶ月が過ぎてしまいました。みなさん、お元気でプログレしてますか? ボクは相変わらず、プログレッシャーしてます。(でも、とても忙しくもあります。作品発売とか色々重なっていて……ホント、信じて下さい。)ウーン、しかし今や、純粋なプログレッシャーと呼べるのでしょうか? 最近、スティーリー・ダンの様なジャズ風味のAORは聴いてますし、相変わらずカーペンターズは聴いてますしねぇ。(しかし、夜中にそれらを聴いていると、和むというか、落ち着くというか……。ジャズ・ボーカルものにシンガーズ・アンリミテッドというグループがあるんですけど、彼らがオスカーピーターソン・トリオと組んだ「イン・チューン」というアルバムは素晴らしいですよ。美しいコーラスとジャズ・サウンドが一体となったサウンドは必聴!というか、ボクは大好きです。紙ジャケですしね。)
 という訳で、今回は前回お約束した通り、紙ジャケ・特集の第2段をお送りしたいと思います。


最重要ニュース有り★
 紙ジャケの怒濤のリリースが続いていますよね。プログレだけでいっても、ストレンジディ・プレゼンツのブリティッシュロック・レジェンド・シリーズの9枚が発売されましたね。残念ながら、リーフハウンドは限りなく中止に近い発売延期のようですが……
 また、クリムゾンの残りの3枚である「ディシュプリン」「ビート」「スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペア」も無事に発売されました。(この3枚、正規盤ではシングル・ジャケットだったんですか? それがダブル・ジャケットになったとお怒りの諸兄もあったとか……。ボクはダブル・ジャケットで嬉しかったんですけど。オリジナルを知らない強みでしょうかね? )
 今後はピンク・フロイドの12枚……発売日が5月16日から変更になった模様で、5月23日、5月30日、6月8日に分割して発売のようです……や、前回お伝えしたブリティッシュロック・レジェンド・シリーズの第3段の6月13日発売10タイトルに加え、東芝EMIのプログレッシブロック・オリジナル・紙ジャケ・復刻シリーズが新たにリリースされるとのことです。こちらの方ではエドガー・ブロートン・バンドやグレイテスト・ショー・オン・アースの名作「ホライズン」等がラインナップされる模様。しかし、更に、更に、ビッグニュースもあります。

 何と言っても、イエスの紙ジャケ・アンコール・プレスは、プログレ・ファンにとって最大のニュースでしょう。今回は、これまでの「こわれもの」から「リレイヤー」までの5枚に加え、1stから3rdまでと、「究極」から「イエスショーズ」までの計12枚がリリースされるのだそうです。
 前回のリリースの際には、特に黄金期の3作は「あっ」という間に売り切れてしまっていましたよね。ボクも「どうしようかなあ」と悩んでいる間になくなり悔しい思いをしていました。やはり「こわれもの」と「危機」はボクにとっては特別なアルバムですから……
 「じゃあ、その時なんで買わなかったんだ! 」といわれると、非常に耳が痛いです。しかし、あの時はリマスター盤が発馬された直後でして、ボクも「リマスター盤でいいか? 」と腰が引けていたんですね。そしたら「あなた! 」この紙ジャケ盤の人気の高いこと、高いこと。その時は良くわからなかったんですけど、どうやらこれらの盤はHDCDという最新のマスター技術を使っていたらしいのです。(だったら、リマスター盤なんか、出すなよなあ。)実際、唯一入手した「リレイヤー」の音の素晴らしさと言ったら半端ではありません。うーむ……2倍悔しい。ハッキリ言って、音質が良いと思っていたリマスター盤と聴き比べてみても、一枚ベールがかかっていたような音質がくっきりと際立ちました。更に、とても音が整理されたように感じるのはなぜでしょう。これまで「リレイヤー」はテクニカルなアルバムだと言われ、実際聴いてみても「それまでのアルバム」より複雑な感じがしたものです。これは歳を取った影響もあるでしょうけれども、キーボード奏者がリック・ウェイクマンからパトリック・モラーツに変わったのも「大きかったんだなあ」と納得していました。しかし、HDCD盤で聴いてみるとそんな不満が一度に解消してしまったかのようです。どうやら、音楽ソースの影響が大きかったようなのです。「リレイヤー」は今一から、「リレイヤー」良いじゃない! に変わったんですからね。
 だったら「危機」や「こわれもの」はどうなんだ? という話になると思うのですが、ボクがリアルタイムに聴いてきたイエスは「イエスソングス」までだったので、そこまでのイエスは元々わかっているわけです。だからソースの問題があったにしても理解しているアルバムは問題なかったんじゃないか? と思うわけです。まあ、百歩譲って「複雑なリレイヤーでさえ理解させてしまうHDCD盤」という言い方も有りかも知れません。いづれにしても、やはり最新リマスター技術は素晴らしいということです。
 それで、実はこの再発については前々からボクは予見していました。というのも、確かに最初に紙ジャケ化された5枚は最も人気の高いイエスですが、「イエスアルバム」や「究極」も人気的には遜色ありませんし、その辺だけをのこしたまま、紙ジャケが出されないとは考えにくかったからです。ジェネシスなんかは、人気のピーガブ・ジェネシス期だけではなく、産業ロック化と揶揄された「デューク」以降の作品も全て紙ジャケ化されているのに比べれば明らかに片手落ちです。(そして思った通り、スティーブ・ハケット在籍時最後の「静寂の嵐」「セカンド・アウト」までが圧倒的な人気でしたけど……。)だから近いウチに紙ジャケ化されるだろうと安心していたところ、やはり紙ジャケ再発されるとのことで非常に嬉しいです。本当は「90125」や「ビッグ・ジェネレーター」もアルバムを持っていないので、購入の動機付けとして出して欲しかったのですけどね。ついでながら、近い将来にはジェネシスの紙ジャケ再発もされるだろうと予告させて頂こうと思います。なぜなら、他社の紙ジャケが最新リマスター盤を投入しているのに、東芝はその辺が遅れているからで、少なくともジェネシスの黄金期のシリーズだけは、再審理マスターの上紙ジャケ再発されると信じているんですけどね。
 既にブリティッシュの巨人として特集したイエスですが、HDCD盤の威力は絶大なので、この機会に是非試してみてはいかがでしょう。当然ボクは、全アルバムをゲットする予定です。(具体的な発売日は今のところ入ってきていませんが、夏休み頃ではないかと思われます。)まずは1枚聴いてみて、その威力を体験してみて下さい。

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