はじめの一歩
元々、プログレ・ファンは「こだわり好き」なわけですから、ジャズやフュージョンのこだわり方が分かって来た時点で、そういう方面のこだわり具合を色々試してみたくなっちゃった……というのが、最近になってジャズを収集し始めるはじめの一歩だったわけです。つまりは、DVDを見ることでジャズの聴き方について勉強しちゃったようなものだったんです。
 考えてみると、クリムゾンの中期以降は、キース・ティペットとの出会いによって目覚めたロバート・フリップ翁のこだわりの記録の様なものだったわけですし、プロジェクトっぽいバンド編成の方法も以外とジャズっぽかったりすることが、ジャズを知り始めてわかってくるようになるのですが
……
 とにかく今は、ジャズのアルバムを集めています。しかし何でも良いわけではなく、まずは紙ジャケであることをテーマに集めています。これが結構厄介で
……ジャズはプレス枚数が少ないためなのか? リスナーが多いのか? は不明ですが、以外と足が速いんですねぇ。マイルスだけじゃなく、ジョン・マクラフリン(マハビシュヌ関係)やチック・コリア(リターン・フォー・エバー)の人気盤も、再発盤が発売された週に買いに行っても売り切れているということが多々あります。ウェザー・リポートなんかも、人気の高い「ヘヴィー・ウエザー」は発売日に店頭にありませんでしたからね。……と、この辺はジャズロックというか? プログレファンの守備範囲でしたね。(だからジャズロック系も多いって言ったでしょ? )多分この辺りのバンドのアルバムは、正にプログレ・ファンともバッティングするために余計品薄になるんでしょうね。

 でも純粋なジャズも足は速いですよ。マイルスなんかは何回も紙ジャケ再発がされていますが、市場に残っているタイトルなんかほとんどないのが現状ですし、ブルー・ノート系のアルバムなんて何百種類もリリースされているのに、ポツポツと見つかる程度ですもの……。ジャズの愛好家の方々は、あれだけ膨大なカタログを片っ端から購入されるんでしょうか? それは……怖ろしいはなしですね。そういえば、70年代にオーディオに凝っていた頃読んでいた「ステレオ専門月刊誌」に「お宅のオーディオ拝見」みたいなコーナーがありましたけど、ジャズとクラシックの愛好家の方々に限って何千枚もアルバムをもっていましたっけね。あれだけのカタログを集め続けたら、そうなっちゃうかも知れませんよね。ああ、怖ろしい……。ボクはきっと、そこまでは行けそうもありません。まだ現在は、名盤と呼ばれているアルバムをチビチビと集めることから始めたばかりです。






オススメ! ジャズタイトル
参考までに、現段階のボクの知識でプログレ・ファンが取っ掛かりになるジャズのタイトルを挙げてみたいと思います。(前出のジャズロックは割愛します。)
 マイルスでプログレ・ファン寄りなのが結構あると言われています。実際マイルスは、60年代終わりから70年代中盤頃には彼なりに積極的にロックへアプローチしていたといわれているようです。マイルスだったら「ビッチェズ・ブリュー」や「イン・ア・サイレント・ウェイ」「ジャック・ジョンソン」なんかが、我々のテリトリーのアルバムといわれてるらしいです。ちなみに人気作は「カインド・オブ・ブルー」や「ランド・アバウト・ミッドナイト」「ネフェルティティ」(発売直後に売り切れたので、そうかな
……と)等のアルバムとなっているようです。
 マイルス関連ではキャノンボール・アダレイの「サムシン・エルス」というアルバムは名盤として掛け値ナシに有名です。実質「マイルスのアルバムだ」とウワサされる本アルバムは非常にジャズらしいアルバムで「ジャズって、どんなんだろう? 」と
いうのをモダンに教えてくれるアルバムとしてお薦めです。
 ソニー・ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」も超有名盤です。ジャズ初心者のボクが口を挟む余地のない決定的名盤として語り継がれてきたアルバムです。アナログの頃は、実物に何か滅多にお目にかかれるような代物じゃなかったとか
……。それがアナログ盤のような体裁で手に入ることは、多分ジャズの愛好家の方々にとっては夢のような話だったに違いありません。他にサックス・トランペット系のリーダー作としては、コルトレーンの「バラッド」は素晴らしいアルバムです。あの黒さというか……深さは、コルトレーンというミュージシャンの凄さを思い知らされます。他、「至上の愛」「クルセママ」という両作も、コルトレーンのマストと呼ばれているようです。これらはインパルスというレーベルから元々発売されていましたが、ジャズ系では貴重なダブルジャケットだったことから、紙ジャケを収集する満足感が高いアルバムであるといえるでしょう。(実は「至上の愛」と「クルセママ」はもうすぐ再発されるので、それを入手予定にしていますのでジャケットの体裁はわかりません。ですが少なくとも「バラッド」「クレッセント」「コルトレーン&ジョニー・ハートマン」はいづれもダブルジャケットでした。)

 ピアノ系も名盤が数々ありますので、ボクが「どれから聴け」というのも厚かましいのですが、ビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビー」か「ポートレイト・オブ・ジャズ」が良いように思います。エヴァンスは「ジャズ・ピアノの巨人」なんて呼ばれてるらしいのですが、その表現力は本当に素晴らしいです。中でもリバーサイド時代に残した4作が最高作の呼び声が高いとか?特に前出2枚はスィング・ジャーナル誌の人気投票で高い人気を誇ったそうで、前者は1位に後者も4位にランクされたという名盤だとか……やはりそういうところから聴き始めるのがビギナーには最適だと思います。
 オスカー・ピーターソンは、とても親しみやすいトリオ編成のジャズを聴かせてくれます。中でもヴァーブ・レーベルに残した「プリーズ・リクエスト」は名盤として名高いアルバムだそうです。実際、スタンダード・ナンバーをトリオアレンジして流麗に演奏してくれているため、とても親しみやすいアルバムになっています。

 ギターはとにかくジャンゴ・ラインハルトが有名みたいですけど、今のところ紙ジャケのウワサは聞きません……出てるのかなあ。取り敢えず、紙ジャケ化されている純粋なジャズ・ギタリストの有名なバンドリーダーはウェス・モンゴメリーということになるのではないでしょうか? かのジョージ・ベンソンが憧れたギタリストとしても有名です。彼のリーダー作としては「インクレディブル・ギタリスト」が超有名にして代表作です。ボクが聴いた限りでは、このウェスのギターの音色が何しろ素晴らしい。テクニックも渋く決めていて好みです。 ドラムではアート・ブレイキー(サムシン・エルスでもドラムを叩いています)をリーダーとするジャズ・メッセンジャーズの「モーニン」が人気作として出色のようです。これは入手したばかりなので説明は差し控えたいと思いますが、ここまで挙げてきたアルバム群に引けはとりません。その他にも、まだまだご紹介しても良いのですが、まずジャズ愛好家の誰にきいても名盤だと折り紙が付けられるアルバムから試すのが、正しい方法だと思うので今回はここまでにしておきたいと思います。(ここら辺りの紙ジャケ盤を発掘するだけでも、今となっては目眩がするほどだと思いますけど……。ボクも大変な思いで集めましたし……
ちなみに、マイルスの「カインド・オブ・ブルー」と「ジャック・ジョンソン」は未入手です。プラケースなら入手できるんですけど、ソニーは割と紙ジャケを再発するので、それを待とうと思っているところです。)


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