○ 今月の一枚 ○
 今月からお送りすることになった今月の一枚。これは、その月に初めて聴いてボクが「とても気に入った」アルバムをみなさんにお知らせするコーナーとして始めることにしたものです。何しろ、バックストックばかりが増えて、リアルタイムで感動をお届けできていなかったものですから「こんなコーナーがあればいいな」と思い立って始めることにしたコーナーなのです。

 今月も沢山の新譜(旧譜ですけど・・・初めて耳にするアルバムやアーティストはボクにとっての新譜なのです)アルバムを聴きました。カーステレオのチェンジャーが8枚チェンジャーで、これを最低2回は入れ替えますので、プログレだけでも16枚の封を開けることになります。更に最近は会社で執筆中に聴くようにジャズを開封してまして、それも結構な数を開封してます。その中で今月選んだのは、これです。

★モーガン「ザ・スリーパーズ・ウェイクス」
 これは1999年の終わり頃に、「Angel Air」レーベルから発売され、国内では輸入盤として流通したアルバムです。ユーロロック・プレスによると元Mott(モット・ザ・フープルに関係があるのでしょうか?)のメンバーだったモーガン・フィッシャーのアルバムとなっています。モーガンの1st(ノバ・ソリス)はイタリアで発売されていて、どうやら彼らはイタリアでの活動が活発だったものと見えます。確かに本格的なクラシックとの融合と思しき、表現も随所に感じられるわけです。しかし、それよりも何よりもボクが今月の1枚に押した理由は、このアルバムのクリムゾンの「リザード」的な表現に惹かれるからです。
 「リザード」というアルバムは、どうも好き嫌いの分かれるアルバムのようで、それだけ個性的なアルバムとも言えるわけです。2ndまでのクリムゾンのクラシカルな表現から、一転した表現が災いしているのかも知れませんが、確かに独特なボーカルのメロディーラインやキース・ティペットのクセのあるピアノプレイは、好き嫌いを分ける要因になるようです。それでこのアルバム、実は何よりもその「ボーカル・ライン」と「ピアノ・プレイ」にリザードとの相似点を感じるのですから始末が悪い。ジャージーで、クラシカルで、適度な緊張感が味わえるクリムゾンな方にお薦めしたい逸品です。
 非常に出来が良いため、プログレッシャーのみんなに聴いて欲しいアルバムですが、前出の通り発売から2年近く経過しているため、はてさて今や入手できるのでしょうか?

 さあ、駆け足でつづった今回のプログレの部屋はいかがだったでしょうか? それなりに、特ダネが拾えましたでしょうか?

 また来月、このページでお会いしましょうね。それでは、また。

INDEX HOME