山崎さん お便りありがとう!

橙:山崎さん
黒:ヒロ高橋

 ずいぶん前に頂いてたんですけど、ご紹介が遅れてしまいました。ご返事も兼ねて、ここにご紹介しましょう


  こんにちは、山崎と申します。
お久しぶりです。



どうも、お久しぶりですね。


 今月の特集でイタリア物の御紹介ありがとうございました。
何せ情報が少ないこのジャンル、丁寧な解説、紹介、購入の参考になります。



 これは、紙ジャケのストレンジディ・プレゼンツものの再発時、解説をした際についてのことです。何のことかを解説しなきゃいけないほど古くなっちゃって申し訳ありません。
自分では筆無精ではないつもりなんですけど、フッと気が抜けてしまったりした時にこんなことがあるみたいです。今月は「読者のお便りに答えよう」と一念発起したこともあって、溜まっていたものを吐き出してます。その時にはポリドールものということに限定されてしまったと思いますが、今月のキーボードトリオの質問で取り上げたイタリアものも良いですし、かつてユーロロック・ハンドブックに紹介されていた各種掲載作品にも駄作はないと思ってます。
例えばイタリアの聴くべき作品は?と訊かれたら、まず代表的作品を取り上げざるを得ませんよね。しかも満遍なくというか、偏りがないように紹介しようと思ってしまいます。確かに代表的な作品というのは通過すべきものだとも思いますし……。だけど、その先にこそ、こういう音楽を聴く醍醐味というのがあるような気がするのです。イタリアは奥が深いですし、シンフォだ、歌ものだ、ジャズロックだと集め出すとキリがありません。またオパス・アヴァントラやピエロ・リュネールやサンジェリアーノ等のように一種毛色の変わったものも存在しますし……。
取り敢えず、代表ものを通過した後にはそんなイタリアの深みの部分にも挑戦して頂けたらと思いま
す。


  さて、話題は旬ではありませんが今月でもちらりと触れて頂きましたSTEELY DAN、 再結成でグラミーなぞ取る前からファンの僕は最近の再評価うれしく思っています。
後期のマニマニな音の集団となった彼等も大好きですが、初期のアグレッシブな音の 彼等も僕は大好きです。GOLDと名うたれたベストアルバムに収められている「菩薩」 のライブバージョン、最高です! 彼等は音のクオリティの高さがまず取り上げられま すが、楽曲の良さも特筆されると思います。シングルカットもされていない宝石のよ うな楽曲がオリジナルアルバムには数々収められてます。そんな部分でももっと話題 になって欲しいと僕は思っています。



 ボクの場合、スティーリー・ダンは紙ジャケから始まりました。去年の2月に発売された「ガウチョ」からですね。元々リアルタイムで興味はあったんですけど、アメリカンなAORみたいな音楽らしいということから敬遠してしまって、当時は食わず嫌いをしてしまいました。同作を購入した時点では、まだ同バンドの良さについてハッキリとは認識できませんでしたけど、弊社の部長が同バンドのDVD「エイジャ」を買って見せてくれたのが大きかったです。プログレと比較して単純だと感じていたアレンジの中にそれだけの「こだわり」と「工夫」が凝らされているのかと目の鱗が落ちました。同時に、ジャズの聴き方の原点も知りました。
単にクインテットというフォーマットで、4拍子で、複雑に演奏していないようでも、やけに変なリズムのベースを弾いていたりすることなんかをDVDで教えられたワケです。スティーリー・ダンはだから「こだわったリズムがあるんだぞ」ということを念頭に聴いたり、ウェイン・ショーターというジャズの巨人のアルト・サックスは違うんだということを念頭において聴くようにしました。すると聴こえ方が変わってくるのだから不思議です。結局スティーリー・ダンは全て紙ジャケで揃えられましたしMDにもダビングし、のっぴきならない地方の講演への行き来のお供にもなっていたりします。今のところのお気に入りは「エイジャ」と「ガウチョ」ですが、これはDVDや聴き込んだ量とも無関係ではありません。「幻想の摩天楼」は手に入れるのに苦労したこともあって、きっと思い入れも込みでお気に入りのアイテムになる予感がしますね。中後期はAORといわれればその通りですが、前期はロック色が強い分我々のようなプログレッシャーにも入って行きやすいかも知れませんね。


 昔からプログレと共にひねたポップスが好きだったので聴きはじめたのがSTEELYDAN でした。10ccも大好き。そんな僕のプログレ好きとひねポップ好きが両脈合わさった 音にしばらく前に出会い今ずっと聴いているのがJohn Greaves、Peter Bregvadです。
Greavesは最近毛色の異なるニューアルバムを2枚同時に出してくれました。これと 言ったジャンルに収まらない彼の音楽は「プログレ」と言う言葉のくくりだけで聴く のを敬遠している人にはもったいない音だと思います。Bregvadも妙なセンスの音楽 で僕の嗜好にははまる人です。彼は歌詞の世界が深いらしいのでいずれは英語をもっ と学んでその世界を直接味わってみたいです。



 ボクはポップスはあまり聴きませんでした。しかし最近は結局ELOだとかバットフィンガーだとかにもたどり着きまして、当然10ccもプラケと紙ジャケで揃ってしまいました。ポップスは心地よくはあるのですが、神経を集中して聴く価値を考えてしまうと……。そこを通過するにはまだ時間がかかりそうですけど……工夫が凝らされていることには共感を感じます。自分のゲームで心掛けている間口部分(最初のさわり心地)での気持ちよさと、リピータブルに遊べるための奥の深さみたいなものに共通するからでしょうか……。John Greaves、Peter Bregvadはまだ未体験です。そちらに行く前にジャズ方面に行ってしまったためというのもありますが、前述の通りポップスに「高い価値を見出す」というところまで行っていないからというのもありますね。しかし思い出も込みになると、ポップスはさらに甘美になるのが不思議です。最近はキャロル・キングやサイモン&ガーファンクル、ロバータ・フラックまで愛聴するようになってきています。青春時代を思い出してしまうんですねぇ……ちなみに、この辺りはリアルタイムではエア・チェックのテープをリピートして聴いてました。(プログレやオーディオに金を注ぎ込んでいたので手が回らないのと、イージーリスニングには良いけどアルバムを買うまでには至らなかったんですね。だけど、この辺は紙ジャケ収集の延長線上でもあります。)


 そう言えばしばらく前にFOCUS話題になりましたよね? 僕も去年だかにこちらのコー ナーに質問しました。でしばらくしてチープな国内盤が出てどうしてもFOCUSが聴き たかった僕は速効購入しましたが……後は何が言いたいかお分かりですよね?
今は死んでいます。



 これにはボクも責任を感じてます。まさか、フォーカスの紙ジャケが出るなんて……。その他にもボクは紙ジャケ再発には色々とやられっぱなしです。ブラインド・フェイス等のクラプトンのクリーム前後のタイトルや、フリー、ザッパ、キャラバン、ウェザー・リポート等々未開封のアルバムが次々とゴミになってしまっていて、最近は怖ろしくて「絶対、リマスター&紙ジャケ」にならないと思われるタイトルしかプラケでは手が出せない身体になってしまってます。逆に紙で購入してしまった山下達郎は、いくらリマスター盤が出てもパスです。


 こちらのコーナーにしばらくお便りしていませんでしたけどちゃんと見ていました。
お便りしない間に色々と未知のアーティストにも手を出していました。Greaves やBregvadもその内の一つです。その中で個人的にヒットだったのが日本のバンドで 古いのですが「四人囃子」です。聴き込んでいるのは2枚目までなのですがこんなバ ンドに本にもあったのですね・・。音の耳障りがPINK FLOYDっぽい所がたまにありま すが楽曲にオリジナリティが感じられ演奏の質も高くしばらくはまって聴いていました。

日本のプログレで高橋さんのお勧めなどありましたら、こちらのコーナーで色々取り 上げて下さい。また勉強になりますので。


 この件については長くなりそうなので、今月のプログレの部屋にてお応えしたいと思います。どうかご期待下さい。


 がーっと一気に書いてしまったので何言ってるのか分からない所があったらすみません……。
またメールしますので、色々と広いこの世界また御教授下さい。
それではお仕事も頑張って下さい。

では。



はい、仕事も頑張ります。それでは、またお便りもお待ちしています。それでは、また。

高橋宏之


tophome