Tanabeさん お便りありがとう!

橙:Tanabeさん
黒:ヒロ高橋

 このお便り、随分前に頂いてたんですが忙しさにかまかけて、このページでご紹介するのがこんなに遅れてしまいました。……まったく失礼しました。


 高橋様ホームページ興味深くほとんど拝見しました。
マニアはとかく好みに走りバランスがわるいものですが実に丁寧な書き込みで共感を覚えました。


 それは、どうもありがとうございます。


 昔PFMを初めてラジオで聴いて驚嘆したのを思いだしました。
イタリア物は買う余裕が無く一枚も持っていません。
今後これを機会にまた聞いてみようかな。


 それは、とっても良いことですね。紙ジャケ盤がとても音が良くてアナログ盤のようでお薦めなんですが、もうほとんど入手不可能かも知れません。その後、紙ジャケ盤のディスクがプラケース盤で出直しましたので、そちらならまだ入手可能かも知れません。ボクは紙ジャケにはまっていますので、あの作り込みといい絶対的に紙ジャケをお薦めしたいのですが……。できたら、イタリア盤の1stと2ndも国内で紙ジャケにしないかなあ……。AKARMAという海外レーベルで紙ジャケ化されているのですが、そちらの方は盤起こしだということですしねぇ……。


 生まれて初めて買ったレコードがキングクリムゾンのクリムゾンキングの宮殿で、しかも中野で中古版確か1000円ぐらいだったと思います。その時はステレオどころかカセットプレーヤーしかなくあのジャケットを暫くながめ続けていました。食費を削り何ヶ月後、たしか半年近くかにようやっと聞けたときの嬉しさは音楽のすばらしさを体験した一瞬でした。
ただスピーカーは16センチの通称ロクハンと言われる物をふるい棚板に苦労して穴をあけ取り付けた物でした。
でも何よりも良い音に聞こえました。


 それはすごい!! 生まれて初めて買うレコードがクリムゾンという人は、ボクも聞いたことがありませんよ。どういう知識から、一番始めに買ったアルバムが「キングの宮殿」か? は知りませんけど、あんな怖いジャケットのアルバムが最初なんてちょっと驚きです。しかもサウンド・システムも結構ご苦労されたみたいですねぇ。でもそういうのって、後から振り返ってみるといい思い出になるものですよ。ボクも最初はモジュラー・ステレオでしたから……。まだ中学生に成り立ての頃、どうしてもステレオが欲しくて、池袋で当時1万円の出物のモジュラー・ステレオ(=ターンテーブルにボリュームから何からついていて、スピーカーだけ別になっているヤツでした)を買ったのを覚えてます。確か、貯金箱に貯めておいた資金だったと思います。
 そして、ボクが初めて買ったアルバムがビートルズの「A・Hard・Days・Naight」だったような……。ディスクが赤かったです。今では赤いディスクのビートルズ・モノは超プレミアだとか……。うーん、すてちゃって損した。
 カーペンターズの「A・Song・For・You」というアルバムは思い出深いアルバムでした。本当に毎日聴きました。しかし、当時学校でレコードの交換が流行っていて、既にEP(シングル盤というヤツです)には興味がなかったのに、その仲間に入りたかったのかなあ……交換しちゃったんです。後から随分後悔しました。だからCDになってから同アルバムを探し求めていたのですが、「トップ・オブ・ザ・ワールド」という邦題がつけられていたなんて……。紙ジャケで購入した時には、何だか……分かれたくなかったのに分かれてしまった大好きな相手と再会できた……そんな気分でした。カーペンターズって、一般的にはポップスというイメージですが、元々はジャズバンドだった兄妹を中心に結成されたバンドで、カレンはドラマーとしても凄腕だったんだと最近知りました。だから普通のポップスでは割り切れないものがあったのかと……買い直して知りました。いやあ、音楽って本当に奥が深いですよね。


 クリムゾンは2枚目3枚目とテンションが下がりましたね。
ただアースバウンドは始め、深夜に掛けたときはプレーヤーが壊れたのかと思ったぐらい迫力があり。
個人的には21世紀の精神異常者のアルバム版より好きです。
どちらかというと広く聞くタイプなので全部のアルバムを買ってコレクター的に聴くほど余裕がなくクリムゾンは5枚目まででやめてしまいました。


 そうですか……。ボクは「リザード」がとても好きなんです。あのジャージーな感じが良かったのかも知れません。(あのアルバムを聴いていると、すごくメランコリックにしてくれます。)何しろ、クリムゾンを発掘している頃は、聴くべきプログレがほとんど表出していなかったので、ポセイドンもアイランドも有り難かった……というのも正直なところです。
 ボクも好奇心は人一倍旺盛な方でしたから、当時はシカゴとかも聴きましたしハードロックなんかも聴いてました。まあ、それで結局「プログレが1番」となってしまったんですけど……。


 フォーカスも大好きです。
初来日、初日に行きあまり良いので2日目も行ってしまいました。
初日は機材の故障のためかヤンアッカーマンのギターの音が大きくてギターを弾く人間としては驚喜乱舞状態でした。
2日目は普通の良いバランスでした。
虎目のレスポール60年がキレイで良い音でした。最近のホールはでかいのでビックネームはつまりませんね。



 フォーカスもPFMも、当時、行くチャンスはあったんです。弟の秀五さんは行ったんですから……。誘われたのに、当時は興味を失っていていたために行きのがしちゃったんですよー!悔しいなあ……。行っておけばよかった。最近見たビッグネームはイエスですけど、渋谷公会堂の3列目だったから凄かったですね。スティーブ・ハウのピッキング音まで聞こえました。そういう場所から見るライブなら、ホールの大小は関係ないかも知れませんよ。たしかに、当時エポとかのコンサートを新宿ルイードで見た時とかはエポもポンタも目の前で……圧巻でしたけどね。


 キャメルは大好きで初来日も行きました。
先日のコンサートチケットは購入しておきながら当日、日にちを間違えてしまい行かずじまいでした。
以前エリッククラプトンの初来日初日もとばしたことがありました。
2日目に行くと仲間に昨日はどうしたんだと責められました。
どうも大好きなアーチストで出来が不安な時は無意識の内にとばすことがあるような気がしてなりません。
キャメルはマザーグースで大好きになり。
レーザーディスクの中に入っているライブが良くて
よく見ていました。



 そんなもったいない。キャメルのコンサートは良かったですよ。思った以上にロック魂を感じられて嬉しかったですね。
クラプトンは、最近まで「アイ・ショット・ザ・シェリフ」以降のアメリカン・ロッカーな頃の音しか知らず、あまり興味がありませんでした。R&Bもそれほど興味がなかったですし……。クリームやヤードバーズも知ってましたけど、ピンとはきませんでした。しかし、紙ジャケの影響でクリームやヤードバーズを購入し、これからというところでしょうか……。


 提案ですがプログレの歴史をアーチィストに沿って系統図的にみんなで作ると言うのはどうでしょうか。
プログレハード系も含めて行くのはどうですか?


 うーん、そういうのも面白そうですが……。ファミリー・ツリーをライフワークにされている方って、結構各所にいらっしゃるみたいですよ。「よく、そこまで掘り下げた」というファミリー・ツリーってあるじゃないですか? あれって凄すぎます。


 当時はプログレとは進歩的なロックのことを指していたように思います。
ZEP、パープル、クリーム果てはCCR、グランドファンクまで入っていました。
後はシカゴ、BST、等々切りがありませんが!!!



 そうですね。アートロックなんて呼ばれてる頃までを含めると、マウンテンだとかヴァニラ・ファッジだとかもありますし、サイケやフラワーがかったものではジェファーソンだとかドアーズだとか……。プロコルハルムはクラシカル・ロックなんて呼ばれてましたよね。まあ、そういうのをドンドン含めていくとジャニス・ジョプリンはどうなんだ? ジミヘンは入るだろ! ってことになってきて、収拾がつかなくなっちゃうでしょうね。クレージー・オブ・アーサーブラウンはアートロックとプログレの端境期という感じはします。


 それで思い出すのですがプロコルハルム等はサウンドと言いプログレの走りのような気がします。
後バニラファッジは当時最高のバンドでした。
最近のバンドではイングウェイマルムスティーンがアルバムによってはプログレていると思います。



 ボクはプロコルハルムでは、グランドホテルが思い入れが深いです。「青い影」入りの1stも持ってました(オリジナルには入っていなかったとか)けれど、まだバンドの方向が確定していなかったのか? 中途半端な印象を受けました。それはやはりCDでも、その通りに確認できました。グランドホテルはリーダーのゲイリー・ブッカーのトータルアルバム指向が結実した傑作。80年代に一度CDで発売された以降、廃盤状態なのが残念です。東芝さんはハイビット・リマスターに積極的ではない(クイーンとかの紙ジャケ盤でも、新規リマスターしてませんし)ようですが、是非ハイビット・リマスターにて再発して欲しいですよね。
 イングウェイ・マルムスティーンは、お恥ずかしながら、まだほとんど聴いたことがありません。聴かなきゃいけないと思いながら、最近はジャズとかに手を出してしまって、そちらがおろそかになってしまっています。オーケストラの競演とかも積極的なミュージシャンであるということはわかっていて、音楽にうるさい米国生まれの社員からも推薦されているんですけど……。まだまだ勉強ですね。


 まだまだ書きたいことがありますがまたにします。
個人的なこと等を書き連ねご迷惑でしょうがよろしく。
高橋様今後もプログレの火を絶やさずがんばってください。
微力ながら応援したいと思います。
  50歳の化石となりかかった
   未だにプログレッシブロック大好き人間より ( tanabe )



 うーん、素晴らしい! 50歳にしてプログレッシブロックが大好きなんて! ボクもこれだけプログレのアルバムを収集していて……たまに思うんですけど「歳を取った時、これ、聴くのかなあ? 」とです。しかし先述の社員によると、米国では「お祖父さんやお祖母さんもムーディーブルースとかを聴いている」といいます。それならボクも大丈夫だろう……なんてホッとしたりして。
Tanabeさんはそこまでではないにしても、それを実践して「ちゃんと聴いておられる」というのは素晴らしいことです。
ボクも50歳……いや……もうこうなったら孫とかが遊びに来るような年齢になっても聴き続けますよ。そうだ、孫とかにも聴かせちゃおうかなあ。


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高橋宏之


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