嬉しいリイシュー
輸入盤ではかなりの量がリイシューされました。名作と名高いアメリカの「リバイアサン」、ブリティッシュの「ハングリー・ウルフ」や「ザ・ランニングマン」、チェコの名バンドであるコレギアム・ムジカム(3種)やモドリー・エフェクト(4種)やフェルマータ(3種)の各アルバムにシンコピーやハイカラの2nd等はユーロ系プログレをひととおり聞いたマニアックなプログレFANが、いづれ揃えたくなるアルバム群といってよいでしょう。

リバイアサンはボクにとって「待ちに待った」といえる嬉しいリイシューの1枚です。かつてキングの「ユーロピアン・ハンドブック4」で高見さんもリイシューしたい1枚として特記されていたのが印象的でした。リバイアサンはアメリカのバンドです。アメリカのプログレというとプログレッシブ・ハードに代表されるカンサスやボストンやラッシュ(カナダのバンドだけど)をイメージをされがちですが、リバイアサンは割と典型的なユーロ系シンフォバンドらしいので、ライブラリーの中に揃えたいアルバムとして待望していたものです。やっとリリースされたか!という感じですね。まあ、とにかく定評が高いアルバムなので、詳しい解説によって種明かしをされて興を削がれるより、どんな音なんだろう・・・とワクワクしながら購入して、自身で確かめてみるというのが吉でしょう。(正直な話、ボクはバックストックが多くて・・・買ったアルバムをすぐ聴くなんて、とてもじゃないけど無理。いったい、聴けるのはいつのことやら・・・。)

リバイアサンの後に記述したブリティッシュの2枚は、マーキー社のブリティッシュのエンサイクロペディア本にも写真付きで掲載されていたアルバムで、双方共にジャズロック系のブリティッシュ・プログレのようです。特にランニングマンの方は、ジャズ系ギタリストのレイ・ラッセルの代表的アルバムと呼ばれているものだそうで、ボクとしてもリイシューを楽しみにしていたアルバムでした。聴くのは、やはり大分先になるのでしょうが楽しみなアルバムと期待しています。で・・・前者ですけど、コレクタブル・アイテムとして・・・かな?勢いで買っちゃうアルバムってあると思うんですけど、そんな1枚という感じですね。そしてチェコ系のアルバムですけど、チェコのロックバンドって以外とジャズ系のアーティストが多いという印象があって、正しくその代表格がコレギアム・ムジカムじゃないでしょうか?マリアン・ヴァルガというキーボーディストがリーダーで、ナイスのクラシカルロックにジャズ風味を強めた感じといえばいいのでしょうか?キーボードがメインのかなりアグレッシブな演奏が楽しめるバンドですね。

モドリー・エフェクトはワールド・ディスク店で試聴させて頂いてビックリしました。チェコのバンドながら「どシンフォ!」なんですね。これだけ本格的なシンフォニック・サウンドは結構貴重。もっと詳しく書きやがれ!と思われても・・・ボクは基本的に「新譜は買った順に聴く」というルールの元にリスニングしていることから、本格的に聴くのはかなり先になっちゃうので・・・。
そこで、モドリー・エフェクトもので、お薦めはシンコピーというバンドのアルバム。実はモドリー・エフェクトとの競演作(同バンドの元キーボーディスト参加というだったっけかな?)で、試聴した結果これもやっぱり「どシンフォ」です。そして出来がもの凄く素晴らしい。シンコピーはかなり前から定評は聞いていたので、実はあんまり試聴したくなかったんですけど・・・発売されたら、必ず買うって決めてましたからね。それで実際試聴してみて、思った通りというか、思った以上というか・・・やっぱり聴くんじゃなかったなあ・・・。そんなわけで、もしも興味のある方はシンコピーを大推薦

フェルマータはキーボード主体のやっぱりジャズロック・・・と言っていいと思います。コレギアム・ムジカムよりはジャズロック然とした印象はありますが、一方ではシンフォニックなアレンジも織り込まれているという印象を持っているんですが・・・どうでしょう。前述のコレギアム・ムジカムとフェルマータは、マーキー・レーベルより日本版が発売されていたので、まず買って聴くのはこちらからというのが礼儀だと思います。
それでマーキー盤の方を少々触れておくと・・・「ミクロコスモス」はコレギアム・ムジカムの75年リリースのライブアルバ ム。アルバム記載の文字は東欧圏のもののためバンド編成は良くわからないのですが。聞いた限り少なくともキーボー ド、ギター、ベース、ドラムスの基本編成のようです。最後に記載されている××××テクニコって何のことでしょう?こ のアルバムはバルトークだとかのクラシックをナイスのような方法論でロック化した作品らしいのですが、東欧圏のナイスの名に恥じないアグレッシブなプレイが印象的です。ドラムソロみたいな部分も割とあるので、ライブ盤に抵抗感のあ る人には少々辛いかな?でも、正規アルバムだけに音質は全く問題ありません。

フェルマータの「ファスカラン」は割と典型的なジャズロックと言えるかも知れません。そう感じさせるのはドラムとベース のリズム隊のプレイスタイルとエレピの使用方法によるものなのかも・・・。そうは言いながらも、シンセのストリングスを挿入したり、ゲストプレイヤーと思われるチェロのリード部があったり、一筋縄ではいきません。(アコースティックピアノと の絡みは実に美しくもの悲しい・・・。)このアルバムに限ってはシンフォニックな印象があるのは、トータルアルバムとし て構築されたためかも知れません。(他のアルバムはこれからのお楽しみなので・・・。)しかし輸入盤は知らない間に売り切れてしまいますし、一度売り切れると例え廃盤でなくても再入荷されるかどうかも怪しいものです。(まあ、国内盤は大丈夫なんて思っていると、最近は国内盤もアッという間に店頭在庫を切らしている・・・なんて例も多く油断できません。ボクが少々ムリしても購入してしまうのは、そういう経験をイヤと言うほど味わっているからです。結局大枚を叩いて高いプレミア盤を買うことを考えたら買ってしまえ!ということで在庫は増える一方なんですね。)特に東欧圏のCDは一度売り切れになると再入荷の保証が全くないため、欲しくなりそうなアルバムは買ってしまえというのが、これまでのボクの何度か味わった苦い経験からの結論です。(昔、シュテルン・コンボ・マイセンという東独を代表するバンドのアルバムが、全6枚一挙大量リリースされたことがありました。その中の1枚で代表作「錬金術師の物語(確かそういう邦題だった)」だけ入荷が遅れ、5枚だけ買って予約をしなかったんですね。「どうせ輸入盤は即日完売はしないだろう」と、たかをくくっていたからです。そして同店に2週間ぶりに行ってみると、同アルバムは売り切れ。「えっ、売れちゃった?」という感じで、再入荷盤を予約したんですが結局再入荷しませんでした。ボクはたまたま廃盤セールで、同アルバムの国内盤を入手することが出来たので良かったですが、そうでなかったら相当航海していましたよ、今でもね。)


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