RTW65b設定tips
(Nov. 4, 2002)
(Last update Dec. 22, 2002)

 例によってマニュアルほとんど読まずにいきなりいじり始めたので、マニュアルに重複する部分があるかもしれない。情報源はオンラインヘルプとネットボランチのオフィシャルサイト。特に断りのないものについては、ファームウェアRev.5.03.22(β)に基づく。
(2002.11.7追記)ファームウェアRev.5.03.25正式版適用。Rev.5.03.22(β)と比較して設定項目に変化はなさそう。リリースノートがRev.5.03.15からの変更点のみであるため、22βから何が変わったのか把握しきれていない。とにかくものすごい量の変更、バグ修正がなされているらしい。おいおい使いながら検証ということで。


Macから設定

 ネットボランチシリーズは昔からブラウザーベースの設定ができたが、RTW65bもその例に漏れず、MacOSX上のIE5.2での設定が可能。設定ページURLはLAN側から見たネットボランチのIPアドレスそのもので、ディフォルト状態なら http://192.168.0.1/ 。また、ホスト名が自動設定されるらしく、 http://setup.netvolante.jp/ でも行ける。


Macからファームウエア更新

 ネットボランチオフィシャルサイト最新ファームウェアが置いてある。Windows版、Mac版、tftpで転送するためのファームウェア本体の三種。MacOSXからだと、terminalからtftpコマンドで送れそうだが、これは試していない。Mac版はClassicアプリだが、MacOSXのClassic環境で実行可能で、ファームウェアの更新も問題なくできた。(AirMac経由で更新できちゃったところがなにげにすごい。)


無線LANの設定とAirMac

RTW65b設定 AirMac管理ユーティリティ
無線モード
(一台で使う場合はアクセスポイントモードに設定)
?(自動切り替えか?)
ESS-ID AirMacネットワーク
ESS-IDモード チェック外すと非公開 非公開ネットワーク
無線チャンネル チャンネル
暗号(WEP) 暗号化する(WEPを使用)
暗号キー パスワードの変更
MACアドレスフィルタ
(かなり柔軟な設定が可能)
アクセス制御
(全許可 or 登録機のみ許可)

 なお、AirMac管理ユーティリティでの電波干渉の制御、ステーションの密集度、マルチスキャンレートについては対応する項目なし。自動制御か機能そのものがないかのいずれかと思われる。同様にインターネット→LAN側に組み込まれるため設定項目なし、ネットワーク→DHCP(ブリッジは常にON)、ポートマッピング=静的IPマスカレード設定が相当する。RTW65b設定では接続状態を確認する項目があるが、AirMac管理ユーティリティには用意されていない。

 AirMacクライアント側(コンピューター側)からの接続に関しては、AirMacBaseStation同様だが、WEPを使用した場合のパスワードの入力方法が異なる。RTW65bにWEP使用で接続するためには、パスワードのフォーマットを指定してやる必要がある。(下図参照)

ここでRTW65bでの設定した暗号キーを入力。
WEP128ビット半角英数字なら、128ビットASCIIを選択しておく。

 ただし、ESS-IDモードを非公開に設定した場合、ネットワークとパスワードの入力ウインドウでパスワードのフォーマットを指定する方法がないため、この状態では接続できない。(下図参照)

WEPを使う場合、上の128ビットASCII等のモード設定が必要だが、
このウインドウでは入力できない。

 この場合は、一旦公開モードで接続を確立し、その時のパスワードをコンピューターに記憶させておく。以降非公開モードに切り替えても記憶されたパスワードを使って接続が可能となる。


NTPを通す

 NTPはインターネットを利用した時計合わせのためのプロトコル。MacOSではネットワークタイムと呼ばれている。ネットボランチのディフォルトの設定ではntpのパケットはフィルタリングされて通らないようになっている。せっかくの常時接続なので自動時計合わせはやっておきたいところ。幸い、設定項目はあらかじめ用意されているのでスイッチを入れてやればいい。

 付加機能→ファイアウォール機能で、表示インターフェイスをWAN(LAN2)に切り替え、静的フィルタ一覧の中の Protocol/in: NTP client(番号37)の適用-入にチェックを入れて適用ボタンを押す。


静的IPマスカレードの設定

 わかりにくい場所にある。探した探した。プロバイダ接続管理の所にあるので、プロバイダ未設定の場合は先に設定を済ませておく。

 接続設定→プロバイダ接続管理、プロバイダ接続の所の登録の修正ボタンを押す。基本設定の画面になるので、画面上部すぐ横のNATのリンクをクリック、静的IPマスカレードの設定画面になる。ここでプロトコル、ポート番号、変換先のIPアドレスを入力し登録ボタンを押す。一度に一つしか設定できないので必要があれば繰り返す。設定後の修正ができないので、間違えていたら一度削除してから改めて設定し直す。

 なお、静的IPマスカレードの変換先は固定IPなので、受け側のコンピューターもIPアドレス固定になるようにしておく必要がある。PCルーターなどでは、MACアドレスによって毎回同じIPアドレスを割り振る機能を持ったDHCPシステムもあるが、残念ながらRTW65bにその機能はない。仕方がないのでコンピューター側でIPアドレスを手入力し、固定させることにする。


DHCPで割り振るLAN側動的IPアドレスの範囲指定

 手入力による固定IPを併用するため、RTW65bのDHCPがその固定IPを割り振らないように変更する。

 接続設定→LAN/WAN設定のDHCPスコープの管理で割り当て範囲を設定。


QuickTimeStreaming

 ファイアウォール設定でTCPの554とUDPの6970-6999が通るように設定してやればいいはずだが、受け側のIPをきっちり指定してやらないとムービーが再生できないみたいなので、静的IPマスカレードで設定する。

 これを使う場合、コンピューター側のシステム環境設定→QuickTime設定→トランスポート設定で、UDPを選択しておく。

 RTA50iの時は、変換先IPを192.168.0.0とすることでLAN内の任意のコンピューターでストリーミングが可能だったが、RTW65bではうまくいかなかった。もっとも、当時と違ってQTストリーミング自体HTTPで受信可能になっているので大きな問題にはならないが。UDPの方が若干転送効率がいいらしいが、アナログモデムやISDNと違い、ADSLはそもそも転送速度が大きいのでなおさら問題にならないだろう。

 参考:YAMAHA RTA-50iとQuickTime4のストリーミングムービー

追記 2002.12.21

 下のFFXI関連の設定中、QTストリーミングも静的IPマスカレードではなく、ファイアウォール設定だけで行けることを確認したので、設定方法を記しておく。


 これにより、LAN内の複数のコンピューターから、同時にUDPプロトコルを使ってQTストリーミングの受信ができるようになる。QT関連の静的IPマスカレード設定は解除しておくこと。
 前回なぜこの設定がうまく機能しなかったのかは不明だが、案外チェック入れ忘れただけだったりして。


FFXI(追記 2002.12.22)

 詳細はPlayOnLineのサイトにあるのでそちらも参照のこと。RTW-65bのディフォルトファイアウォール設定ではゲーム中にやりとりされる一部のパケットが通らないので、設定変更が必要となる。手順は、付加機能→ファイアウォール機能で、表示インターフェイスをWAN(LAN2)に切り替え、以下の通り項目の新規追加を行う。

 フィルタ番号は一例なので、他とぶつかる場合は変更しても構わないが、優先順位には注意。項目追加の後、ちゃんと機能するようチェックマークを忘れないこと。
 静的IPマスカレードの設定は必要なく、ファイアウォール設定のみでOK。しかしまあ、結構広範囲に渡ってファイアウォールに穴あけちゃうのねー。TCPなんか穴っていうより丸ごとなくなってる感じだし。
 上の例では、セキュリティ上の観点からIPアドレスを192.168.0.9に設定したPCにのみポートを解放しているが、LAN内に複数のPCを設置して同時にアクセスする場合はここを範囲指定にするか "*" にする。ま、その分セキュリティは下がるが。
 なお、ポートを解放するPCをIPアドレスで指定する場合、PC側のIPアドレスを固定にするか、クライアントのMACアドレスを参照して毎回同じIPアドレスを割り振るDHCPサーバーを用意する必要がある。残念ながらRTW-65bのDHCPサーバーにはこの機能がないので、IPアドレス手入力が手っ取り早いかと。


ftp (追記 2002.11.5)

 静的IPマスカレードのftp用の設定はプロトコルtcp、ポート21のみでOK。ただ、MacOSX 10.2のTerminal上でftpコマンドを実行すると、インターネット越しの場合なぜかpassiveモードオンの状態で起動するらしく、そのままではデータ転送がうまくいかない。一度passiveと打ってpassiveモードを解除しておく必要がある。
 (追記 2002.11.7)ネット越し云々に関わらず、どうもpassiveモードがディフォルトのよう。passiveモードで転送がうまくいかないのはどこかでファイアーウォールに引っかかっているためと思われる。調査中。


ネットボランチDNSサービス

 ファームウェアを更新することで使えるようになる機能。いわゆるダイナミックDNSというやつで、プロバイダーから動的に割り振られたIPアドレスに対して、aaaaa.xxx.netvolante.jpというホストアドレスが登録され、インターネットからの参照が可能になる。aaaaaの部分はユーザーが任意に設定可能、xxx部分はネットボランチのDNSサーバーが割り振るのでユーザー側からの指定はできない。プロバイダーから割り振られるIPアドレスが変更されると自動的に再登録を行うオプションもある。ちょっと試してみたが、ほぼリアルタイムに設定が反映されるようだ。自宅に簡易サーバーを立てる際にはかなり便利。しかも2002年11月4日の時点で無料。うーん、YAMAHA太っ腹。ちなみに、ネットボランチ以外からのリクエストは受け付けられないそうだ。ま、そりゃそうだ。

 ネットボランチDNSサービスの詳細はここ


以下、何か気がついたら追記予定。


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