RTA50i設定シリーズ第二弾

iMacDV、iBook、MacOS9で
RTA50iのDHCPを使う


 MacOS9が出た。が、どうも一部で評判がよろしくない。というのも、インストールしたら起動しなくなったとか、MacOS9のCDから起動したらそのまま固まってしまったとか、そういった現象が起きているためのようだ。よくよく聞いてみると、MacOSのOpenTransport2.5.xから、DHCP関係の設定が変わったらしく、一部のDHCPサーバー機能を持ったルーターやケーブルテレビの回線を使ったISPにイーサネットを経由して接続しようとすると、DHCPサーバーからIPアドレスをうまく受け取れない場合があり、MacOSはリトライを繰り返し、止まってしまったように見える、ということらしい。

 あるケーブルテレビ局のように、一方的にMacOSのせいにしちゃってるところもあるが、これはDHCPサーバーの設定に起因する現象であり、サーバー側の設定変更で回避できることが多いので、一概にMacOSが悪いってわけじゃないと思う。まあ、検証しきれなかったのはちょっとマイナスなのかも。

 で、このRTA50iではどうだったかというと、思いっきり不具合が出たらしい。iMacDVやらiBookといったMacOS8.6なんだけどOpenTransport2.5系を搭載した新しいMacでRTA50iに繋いでいると立ち上がらないという問題が頻発していた。

 アップルでは、TCP/IPの設定を手入力にすることで回避してくれと言っているみたいだけど、それだとシステムCDから起動したときにうまく起動できないし、OSの再インストール直後はディフォルトがDHCP参照になっているらしく、これまた起動できない状態になる。その都度イーサネットケーブルを抜き差しするのは面倒なので、何かDHCPサーバー側でできることはないのかと、ヤマハのルーターのページを見ていたら、すでに解決法が出ていた。一つは手入力に設定するもの、もう一つは、IPアドレスのリース時間をむちゃくちゃ長い時間に設定するというものだった。

 おそらく、長時間(数日ぐらい?)MacをつけっぱなしにしているとIPアドレスのリース期間が終了してしまい、DHCPサーバーが他のマシンに今までMacが使っていたIPアドレスを再リースしちゃって、IPアドレスの衝突が起きるとかそういう障害が出ていたのかもしれない。(実際調べたわけではないので推測の息を出ないが。)新しいOpenTransportではそのIPアドレスのリース時間を思いっきり長くしたんだけど、今度はDHCPサーバーからそんな長時間は貸せないって言われてしまって、困ったOpenTransportはIPアドレスをもらえるまでずーっとDHCPに問い合わせし続けて先に進まないもんだから、止まったように見えてしまうってわけ。(実際には10分ぐらい放っておくとあきらめて先に進むらしい。)

 今回行った具体的な設定方法は次の通り。IPアドレスのリース時間を30万時間に設定することで、OpenTransportの要求に応えるというもの。


 ブラウザーでRTA50i かんたん設定ページへようこそのページを開く。ディフォルト設定の場合URLは
 http://192.168.0.1/

 システム管理→内部情報へと進む。

  

 コマンド入力ダイアログボックスに以下のように入力する。
 dhcp scope 1 192.168.0.2-192.168.0.191/24 maxexpire 18000000

 入力ボタンを押す。


 ヤマハのページに出ていたのはIPアドレスの範囲が一般的な例だったので、RTA50iのディフォルト設定に合わせて、192.168.0.2-192.168.0.191/24とした。DHCPでリースするアドレスは192.168.0.2から192.168.0.191までで、最大リース時間は1800万分(30万時間)という意味。

 後日、MacOS9をiMac/Rev.Aと8600G3にインストールしてみたが、特に何の問題も起こらなかった。もちろんIPアドレスは正しく取得できていたし、CDからもちゃんと起動できた。世間の喧噪が嘘のよう。その後届いたiMacDVでの使用も大丈夫だった。iBookは持っていないので調べられないが、ネットワークの仕組みが同じなのでおそらく平気だろうと思う。

参考にしたページ
YAMAHA RTシリーズとMacintoshに関するFAQ Mac OS 9に関する注意事項
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/Macintosh/MacOS9.html

追記

 OpenTransport2.6(英語版)が出ていたので、無理矢理日本語版に突っ込んでみた。(日本語版での動作保証がないので、試す場合は自己責任で。)DHCPまわりの問題も解決しているということなので、ルーターのIPアドレスリース時間設定を標準状態に戻してみた。結果、MacOS9+OpenTransport2.6をインストールしたiMacDVは、ハングアップすることなくいつも通り起動した。

 ネットボランチの最新ファームウエアRev.3.04.44が出ていたので、これもインストールしてみた。が、特にDHCP関係の変更はなかったようで、OpenTransport2.6での動作は問題ないものの、MacOS9のインストールCDから起動すると、デスクトップが表示されたところで止まってしまった。

 頻繁にマシン構成が変わるわけではなし、リース時間が長くても特に不都合があるわけではないので、リース時間は30万時間に戻した。非常事態にCD起動できない(正確に言うと、イーサネットでルーターにつながっているとMacOS9インストールCDで起動できない)のは不便だからね。

 単に面倒くさがりともいう?


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