PowerMac G4 Cube 編 3

モニタレスキーボードレスマウスレスサーバー化

(Sep.23,2002)


往年の名機

 と呼ぶにはまだ日が浅いかもしれないが、ファンレス構造による静音性、突出した省スペース性はそれまでのパソコンの常識を覆すものであった。昨今の省スペース/静音PCの盛り上がりを見ても、その先見性は明らかでり、それだけに生産終了、後継モデル凍結は非常に残念である。

 さて、愚痴を言っても仕方がないので、G4Cubeの静音性を活かして家庭内サーバーとして使うことを考えた。サーバーと一口に言ってもその用途は様々ではあるが、ここでは手っ取り早くMacとWindowsの両方から使えるファイルサーバーを仕立てた。(とは言っても、MacOSX 10.1にSamba Xを仕込んだだけ。MacOS X 10.2から、Sambaが標準搭載になったため、設定はもっと楽になっている。はず。まだ試してない。将来的にnamedも設置したいところ。)

 一度サーバーとして設定が済んでしまえば、基本的に24時間運転なので、操作する機会は少ない。モニターもキーボードもまず使うことはないのだが、OSのアップデートやTerminal上からできない(システム環境設定から行う必要のある)設定変更が必要な場合など、モニターを完全に外してしまうと困ることも多い。
 すでにCubeと同時購入した液晶モニターはG4(GE)に接続して使用中であり、かといってサーバー用に新しくモニターを購入するのも使用頻度の点でコストパフォーマンスが低い。とりあえず手もとにあったダウンスキャンコンバーターと小型液晶TVを組み合わせて使ってみたが、文字は滲む、画面は狭いと非常に使い勝手が良くなかった。

 そうこうしているうちに、AppleRemoteDesktopというデスクトップ遠隔操作ツールが日本語化され発売されることになり、さっそく導入してみることにした。(遠隔操作ツールはこれ以外にもあるが、複数のMacを同時に操作できる点、価格とAppleStoreのクーポン攻撃によりAppleRemoteDesktopに決まった。)


モニタレスへの探求

 これでG4Cube/MacOSXを完全モニターレス化できるかと思いきや、モニターを接続せずにMacOSX(10.1.5)を起動すると、モニターがない→有効なスクリーンがない→デスクトップがないということで、Remote Desktopが使えないらしい。うーん。

 ふと思い立って、Cube付属のVGA延長(というか方向転換)ケーブルの先に、VGA-古いマック用モニター変換アダプター(多分昔のPowerBookに付属してたもの)をつないで起動してみたところ、Apple Remote Desktopからの制御が可能になった。ディスプレイがつながってるものと誤認識しているせいだとは思うが、これはこれで結果オーライ。モニターから表示可能な解像度の情報を取得できないため、逆にビデオカードがサポートする全ての解像度を選ぶことができ、再起動してもしっかり記録される。これで完璧モニターいらず。

 さらに、マウスとキーボードを外した状態で起動した場合でも、AppleRemoteDesktopからの操作には支障なしということで、これらも撤去。G4Cubeまわりは非常にすっきりした。

 かくして、省スペース超低騒音低消費電力サーバーの完成とあい成った。

こんな感じでアダプターを取り付けると、モニターがつながってるものと勘違いしてくれる。
ぶらーん。
リモート先のDesktopでは全解像度が選択可能。(HDD名は消してます。)

 VGAポートに取り付けるモニター変換アダプターは、PowerBook付属のものでなくても、1000円ぐらいで売られている市販品(サンワサプライ AD-HD15G4で確認。)や、ATI製のビデオカード(Rage Orion - 無印Radeonぐらいまで。最近のはついているかどうか不明。)に付属しているものでもOKだった。

 Cube以外でも、G3(B&W)と8600+RageOrionでもモニタレス起動&リモート操作を確認できた。たまにしか使わないが何らかの理由で片付けられない、でも極力場所は取りたくないという場合にも有効な手法となるだろう。


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