PowerMac G4 Cube 編 2

(Oct.6,2001)


HDDとはいつか壊れるもので

 ある日、G3(B&W)のHDDが壊れた。G3にはIBM DTLA-307060を発売開始直後に購入し、ATAカード、AEC-6260Mに接続して使っていたのだが、DTLAの典型的な故障音(ディスクの読み書きができず、ギー、ギー、ギー、とシークをくり返す)がして、一部のデータ対してアクセス不能になった。幸いにしてまだファイルシステムにアクセス可能な状態だったため、殆どのファイルはバックアップをとることができたが、物理的な不良セクタが発生したらしく、ディスクユーティリティーでの復旧は不可能だった。

 ディスクを再初期化して不良セクタを使わないようにすれば、まだ使えないこともないのだが、使っているうちに不良セクタが増殖してくる可能性もあるため、信頼性の点で大きな不安材料となる。よって、この60Gはバックアップにまわし、常用するディスクを入れ替えることにした。(この時点では、まだG3のHDDを取り替えることしか考えていない。)


HDD選び

 壊れたのが平日だったこともあって、近場の新宿へベアドライブを探しに行く。せっかくなので現在最速と評判のBarracuda ATA IVにしようと思ったのだが、最大容量の80Gは在庫なし。Maxtorの100Gはまだ高い。Barracuda ATA IV の 60Gか、他社の80Gかというところで、同じSeagateのU6が目にとまった。5400rpmではあるが、流体軸受採用の低騒音低発熱モデルである。最大容量の80Gが在庫していた。

 待てよ、G4CubeのIBM DTLA-307075が最近うるさくなってきたし、G4Cubeにこの低騒音低発熱HDD入れるのはどうだ?

 この思いつきによって、一気に二台のマシンのHDD入れ替えとOS再インストールを行うはめになる。購入したのはSeagate U6の80Gモデル、ST380020A


HD換装

 G4Cubeは購入直後にHDDを入れ替えているので、これで二回目。作業自体はスムーズに終了。

HDDの黒い部分はゴム。妨振用らしい。標準装備されている。

 だが、いざ電源を入れてみると、HDDはおろかDVDドライブすら認識しない。ケーブルの接触不良と思い、ぐりぐりやってみたが改善せず。よくよく見てみると、HDDのジャンパーピンの設定が、OneDrive/CabeSelectになっていたためだった。買ってきてそのまま取り付けたのがそもそもの間違い。Masterに設定し直して無事認識した。MacOS9.1のドライブ設定で初期化可能だった。

AppleSystemProfilerでの認識状態

 いつものようにベンチマークをとってみると、

 と、性能的にはそこそこだが、驚くべきはその静粛性。流体軸受採用でディスク回転音が静かなだけでなく、とにかくシーク音が聞こえない。Cube本体に耳をくっつけてようやくカサカサいってるのが聞こえる程度。もしかすると静かさで定評のある富士通の流体軸受HDD+サイレントシークモードの上をいっているかも知れない。少なくてもうちのiMacDVの富士通ドライブ+ノーマルシークモードより静かである。転送速度は富士通HDDを遥かに上回っている。換装前のDTLAと比較するとさすがに差はあるが、実際に使ってみるととりたてて遅い印象はない。発熱については明らかに小さくなった。

 G4Cubeは現在生産されておらず、中古以外に入手する手段がないのだが、静かなパソコンが欲しいがiMacのモニターは嫌(もしくはモニター不要)というユーザーにはうってつけのマシンである。そしてさらなる静粛性を望むのであれば、今回のSeagateU6はかなりおすすめのHDDと言える。

 で、G3(B&W)には、G4CubeのDTLA-307075が移動、307060は予備として取り外し中。


追記 2001.10.27
 SeagateU6には、製造ロットによって流体軸受け採用のものと従来のボールベアリングを使ったものがあるとのこと。型番や外見からは判断がつかないようなので、購入の際にはショップに確認することを奨める。G4Cubeに入れたものがどちらなのかは、判断不能につき不明。(ショップは流体軸受って言ってたけど。)仮にボールベアリングだったとしても、圧倒的に静かなのは間違いないので、気にしないことにしている。


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