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(Jan. 1, 2001)


ストライピングレイドで遊んでみた

 小ネタ。流体軸受採用の富士通製HDDをiMacDVに入れたため、IBM D 37Gが飛び出した。それを8600に入れ、8600に入っていたIBM DJNA 25Gが出た。また、FireWireHDDケースに入っていたIBM DJNA 25Gを黒G3のWD製20Gと交換。なにやらややこしいが、DJNAの25Gをまとめて、マスタースレーブ接続で黒G3のATA33バスに取り付けた訳である。なお、この黒G3はYosemite後期型と呼ばれるもので、一般にYosemite系に多いと言われるATAドライブのトラブルは起きにくい。もっとも、このDJNA25Gは前期型の青白G3につけていたときも問題は起きなかったのだが。

 フォーマットソフトはB's Clew 3。これしかRAIDソフト持ってない。これのドライブジョイン機能を使い、ストライピングモードで初期化した。ストライピングモードというのは、一つの連続したデータを細かく分割し、複数のHDDに分散して格納するモードで、一つのドライブが機械的動作中でも、他のドライブに対してアクセスが行われるため、全体的に高速化されるというもの。もうひとつインターリンキングというモードがあるが、これはただ直列に繋げるだけなので高速化は見込めない。

 DJNA単発とマスタースレーブでそれぞれSystem Infoで測定したのがこれ。


System Info 5.0.3Disk Cache 128k 

 ATAドライブなだけにそれほどの速度向上は見込めないかと思ったが、どうして、それなりに上がるものである。(聞いた話だが、ATAは仕様上マスターとスレーブの両方を同時に制御できないのだそうだ。)

接続形態 搭載ドライブ ドライブ
容量
シーケンシャル最大 ランダム最大 シーク
タイム
[ms]
読み込み
[MB/sec]
書き込み
[MB/sec]
読み込み
[MB/sec]
書き込み
[MB/sec]
シングル IBM DJNA-352500 25G 20.7 30.2 13.0 30.2 10.8
RAID0 IBM DJNA-352500 x2 50G 31.0 30.3 15.8 29.1 10.8
B's Bench での測定結果より

 細かく見ていくと、読み込みはレイドの方が速くなる傾向があり、書き込みはほとんど差がなかった。これは書き込みに関してはドライブのライトバッファに蓄えられるため、データサイズが小さい場合差が現れにくくなるのかも知れない。これに対し、リードの場合は機械的な動作が先に来るため、レイドの効果が現れたと考えることができる。もっと大きなでーたで測定すれば、さらに差は広がってくるのかも知れない。

 DJNAは2世代前のドライブになるが、ストライピングレイドを組むことで、最新機種に匹敵する性能を得ることが可能である。もっとも、ドライブの大容量化が進んだ今日では、新規導入時に敢えて古いドライブで新型に対抗する意味はない。速度を追求するなら、新型でRAIDを組むべき。古くなったドライブを使う場合にはあくまで延命と考えた方が良さそうである。ただ、古い分だけ故障も起きやすくなっているはずで、そんなものでRAIDを組んで大容量化することは危険きわまりないことも事実。今回はお遊び実験だが、実際の業務運用や重要なデータの保管場所としては使用しない方が良さそうである。

 注:古くなったディスクをリスクの高い方法で運用することを警告しているのであって、RAIDシステム自体やドライバーの信頼性についてどうこう言っているわけではない。お間違えのないよう。


FireWireカード入れ替え

 黒G3はマザーボード買いだったこともあり、FireWireポートは純正部品がなく、PCIカードでまかなっている。当初、SpeedDemonというカードを使っていたのだが、FireWireHDDの書き込みに異常に時間がかかることに気がついた。またMacOSの起動時間が通常のG3に比べてもかなり長く、原因を探っていたのだが、今ひとつ突き止められずにいた。

 ふと立ち寄った秋葉館で、FireWireカードが\4,000で売られていたので、思い立ってこれを購入、SpeedDemonと入れ替えてみることにした。台湾製でメーカー名不肖。型番はAVF001だろうか?

 この黒G3、素人工作ゆえにマザーボードの固定位置が甘く、PCIスロットがぴったり合わないことがある。そのせいかどうか不明だが、最初に入れたときはいきなりOpenFirmWareの画面が出てしまい、少々焦った。装着するPCIスロットの位置を変えたところ、普通に起動するようになった。

 結果、起動時間は普通のG3と変わらなくなり、FireWireHDDへの書き込みも問題なく行えるようになった。かくして、SpeedDemonはうち捨てられることとなった。

Power Macintosh "Black" G3 400MHz
RAM 192M HDD(Ultra2SCSI)18G+9G (ATA)50G RAID0
CD-ROM CD-RW (DVD/CD-RW)
PCI FireWire
Front USB Hub
with "Blue & White" LED Illumination


2/1/2001追記:
 
上で書いたMacOSの起動時間が通常のG3に比べてかなり長くなる原因は、RICOHのRW9060Aであったことが判明した。CD-RWドライブをとっかえひっかえしてるうちに、起動時間が普通になることがあったため、よくよく調べてみたらこれが原因だった。というわけで、SpeadDemonはシロ。……外しちゃったけどね。SpeadDemonの不具合も単にPCIスロットの接触不良だった可能性もあるかも。……外しちゃったんだけどね。うーん。


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