(Apr.11,2000)
プロローグ
さて、ここまで改造道を突っ走ってきたが、ふと振り返ると、そこに外した純正パーツの群がが死屍累々と横たわっていることに気づいた。CPU、HDD、CD-ROM…。これらのパーツの使い道を考えてみたものの、G3のドライブベイはいっぱいだし、iMacや8600にももう増設するスペースがない。パワーブックは論外だし…。よくよく見ればパソコンを構成するほとんどのパーツが揃っているわけだし、ここは大型のPCケースに全部突っ込んでもう一台組んでしまおうかということになった。
普通、自作組み立てパソコンといえばDOS/V機なんだろうけど、余ってるCPUはPowerPCだし、せっかくApple純正パーツがたくさんあるわけだから、ここはやっぱりMacでいってみたい。DOS/Vのマザーボードは、昨今の自作ブームそれこそ星の数ほどの種類が出ている。(ちょっと大げさか?)価格も数千円からと安い。ところが、これがMacのマザーボードとなると、普通のショップでは売っていない。それもそのはず、ここ数年アップル純正パーツの単独販売が制限されているらしく、店頭で見かけることはほとんどなくなってしまった。が、蛇の道はヘビというかなんというか、あるところにはあるもので、今回はそういうショップから通信販売でマザーボードを購入することにした。
今回用意したパーツ、工具は次の通り。
流用したもの
| CPU | PowerPC G3/400MHz G3(B&W)についていたもの |
| メモリー | PC100-322S 64M iMacDVについていたもの PC100-322S 128M G3(B&W)についていたもの |
| HDD | Quantam FireBallCX10.2A 10.2G iMacDVについていたもの WesternDigital Caviar26400 6.4G iMac/333についていたもの |
| CD-ROM | Matshita CR-589 G3(B&W)についていたもの |
| CD-RW/DVD | RICOHのOEM RW9060 一度G3に搭載したものの起動ディスクにできず外したもの |
| ビデオカード | ATI Rage Orion 8600で使っていたもの |
| 電源 | G3純正200W G3(B&W)についていたもの |
| キーボード | LOAS ADB拡張JISキーボード(黒) PowerBook3400cで使っていたもの |
| CPUクロック 設定パーツ |
ジャンパーピンの集合体 G3(B&W)についていたもの |
新規に買ったもの
| マザーボード | Yosemite後期型 これがないと始まらない |
| ヒートシンク | Socket7用のものを流用 |
| IDEフラットケーブル | IDEタイプとUltraATA/66タイプをそれぞれ1本ずつ |
| ケース | DOS/V用のフルタワー(黒) ただしマザーボード固定のための加工が必要 |
| マウス | ELECOMホイールマウス(黒) Logitechマウスにそっくりなやつ |
とりあえず借りたもの
| モニター | 会社の未使用機を一時的に借用 |
さらになお余っているもの
| ケース | 300Wの電源についてきたもの(?) 色が気に入らず不採用 |
| 電源 | AT仕様のため使えなかったもの |
使った工具
| 電動ドリル | マザーボード固定用のネジ穴あけ |
| プラスドライバー | 言うまでもないか |
| ラジオペンチ | 困ったときの… |
参考にしたサイト
| Do-夢 | マザーボード購入先 http://www.at-mac.com/ |
| G3 Macs are go! | 組み立てG3解説 etc. Thanks! http://www.netpro.ne.jp/~zap2/macintosh1/index.html |
マザーボード入手までの経緯
マザーボードの配送にちょっとしたアクシデントがあった。配達日と時間帯指定を販売店に依頼→発送時に時間帯指定なし(販売店の手違い?)→配送が午前中の早い時間にあったようだが不在→なぜか不在連絡票がない(これは運送業者のポカ)→販売店に伝票番号を聞いて運送業者に問い合わせ→今日の配送は終了したので明日配送したいとのこと→翌日ようやく到着。ふう。
もう一つ、パーツ扱いのYosemiteマザーにはFireWireユニットがついてこない。今回は部品を調達できなかったのでとりあえずFireWireはなし。必要になったらPCIカードとかで考えようと思う。それと、CPUクロック設定のジャンパーピンにも何も刺さっていないので、自分でジャンパーをさして設定することになる。今回はG3のクロックアップ実験で外していたパーツをそのままつけた。一度挿す方向を間違えて焦ったが、逆向きにしたらちゃんと動いた。この他、マザーボードには、イーサネットアドレスが書かれたのシールと、はがしちゃダメよの封印シールがついてきた。
とりあえず動作確認
マザーボードに電源、CPU、メモリー、ビデオカード、HDD、CD-ROM、キーボードとマウスを接続してテスト。ほとんど純正パーツまたは同等品なので相性問題は皆無だった。下の写真にあるように、RageOrionは66MHzバスで使用することができた。iMacDVのハードディスクを流用したためiMacDVのシステムがそのまま残っていたのだが、そのシステムで起動してしまったのにはちょっとびっくりした。その後CDからの起動も確認。そのままMacOSをインストールして今度はHDDからの起動テスト。これもOK。そのまましばらくエイジング、24時間連続運転も問題なし。上出来、上出来。
ケース加工は日曜大工? アマチュア丸出し…
さて、ここからが問題。DOS/Vのケースを流用する場合、マザーボードを固定する穴の位置がことごとく合わない。仕方がないので固定用の穴を自分であけることになるのだが、この作業が一番大変だった。運良く知人から電動ドリルを借りることができたからよかったが、これが手回しドリルだったらおそらく穴あけだけで日が暮れていたに違いない。
今回使用したケースは、ベースを取り外すことができないタイプだったので、どのみち正確な工作は無理。フレームがじゃまでドリルがまっすぐ入らなかったりするためである。よって、ベースに紙を敷いてその上にマザーボードを乗せ、鉛筆で穴の位置を紙に書き込んでいくといういい加減な位置決めになった。こうして決めた位置に、直径2.5mの穴を合計6箇所あけた。
その後のスペーサーの固定はもっといい加減だった。本来ならドリルであけた穴に専用の工具でネジ山を切っていくのだが、その工具が調達できなかったため、ケースについてきたネジそのものでネジ山を切った。当然強度の問題でネジはボロボロ…。おまけにネジ締めすぎて外せなくなってみたり。スペーサーを取り付けた後も、ラジオペンチで掴んで無理矢理回すという体たらく。それでもぐらつかない程度には固定することができたが、六角レンチか六角ドライバーぐらいは用意しておくべきだったと思う。
スペーサーの固定が完了したとことろで、そこにマザーボードを取り付けてみる。位置決めがいい加減だったせいで、案の定1カ所だけどうにもネジが入らないところができてしまったが、それでも5カ所固定できたので問題はないだろう。
ここまでできれば後は通常のDOS/V機の組み立てと同じ。細かいことを言うと、スピーカーコネクターの形状が違ったりする(マザーボード:[●●] スピーカー:[●○○●]、○は未結線)が、これは、コネクターの接点を移動させてクリア。電源スイッチとリセットスイッチは繋がなくてもADBキーボードで代用できるので結線せずにそのまま放置した。
CD-ROMとCD-RW/DVDをそれぞれマスタースレーブでIDEポートに、ハードディスク2台も同様にUltraATAポートに接続した。ケーブルもそれぞれ対応品を使用。各ドライブは、ケーブルの長さや、メモリスロットやヒートシンクの物理的干渉(要は、あたるってこと)等により、その固定位置がかなり限定される。中途半端な位置にあるのはそのため。長いケーブル使えばいいんだろうけど、IDEはあんまり長くできないらしい。
CPUとメモリを取り付け、電源ケーブルをつないで、キーボードから起動、成功。動作テストのため音楽CD再生とSETIatHomeの連続運転を16時間行った結果問題なし。その後60時間に及ぶ連続運転も問題なし。Toast4でのCD-RW動作確認。いんちきDVD再生動作確認。各部異常なし。ヒートシンクの固定がかなり甘い気はするが、35度前後で安定しているので、これでしばらくは様子を見ることにした。
命名 "Black" G3
かくして、ヨセミテならぬヨセアツメG3が完成、ケースの色から"Black"と命名した。(そのためにわざわざ黒いケースを用意したようなものだが…。せっかく作るんだから今さらベージュはちょっとねー。それになんとなくダークな響きもあるし、のちのちRXとかロボとかバイオとかパワーアップしそうだし…?)
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今後の展望であるが、未結線のLEDとパワー、リセットスイッチは何とかしたい。エンブレムも作らないと。使用用途については、近々CD-Rを量産する用事があるのでそれに使う予定。その後のことは……まだ考えていない。うーん、勢いにまかせてまたやっちまったかなー。
Power Macintosh "Black" G3 400MHz
Memory 192M HDD 10G+6G
CD-ROM CD-RW/DVD No FireWire...
番外
さらにあまったケースとAT電源を組み合わせて、大型ストレージケースにした。が、肝心のストレージデバイスが一つも入っていない…。
マル損情報