iMacDV編 2002

(Feb. 3, 2002)


DVDドライブをDVDドライブに交換

 今回の素材はiMacDVの最初のモデルで、スロットローディングタイプのDVDドライブを搭載しているもの。これは販売開始直後に購入したもので、かれこれ丸2年以上にわたり使用している。その間、二度のHDD換装、MacOSX導入後はサーバー運用のためほぼ24時間稼働と、相当に酷使しているにも関わらずここまで目立った不具合もなく来たのだが、最近になって「ゴーッ、ゴーッ」という、読み出しに失敗してリトライを繰り返しているような音がするようになってきた。CD-ROMの認識に時間がかかったりすることもしばしば。完全沈黙も時間の問題かという状況にあった。

 とある休日、新宿のソフマップで、iMac用DVDドライブと称して、スロットローディングタイプのDVDドライブがバルクで売られているのを発見した。それも税込み約6千円とかなりお手ごろな値段。保守部品の流出かと思ったが、ラベルにアップルマークがないところを見るとそうでもないらしい。型番はMATSHITA SR-8186-Bで、iMacというよりは、G4Cube(DVD)に標準搭載のものと同型である。ともあれ、この手のものは手に入るときに買っておかないと後から探してもまず見つからないことが多いので、iMacDVの補修用に一基確保することにした。(1月末の時点でまだ10基ぐらい残ってたと思う。DVDドライブがヤバそうな方はぜひ。この後の文章を読んで、それでも、どうしてもという人に限るけど。)

 iMavDV標準搭載のDVDドライブはMATSHITA SR-8184-B。それぞれのスペックは以下の通り。

 うーん、DVD readの速度以外ほとんど差がない。ちなみに、両方ともDVD-R、DVD-RAMの読み出しが可能とのこと。(Rはともかく、RAMが読めるとは。知らなかった……。)

 さて、実際の換装作業だが、過去iMacDVのHDD交換を行った経験から、簡単にできるだろうと思ったのがそもそもの間違い。確かにHDDまでは簡単に外れるものの、DVDドライブがマウントされている金属フレームのネジを外すためには、スピーカーはもとよりロジックボードまでもひっぺがす必要があった。

作業開始の図

 このスピーカーがまた曲者で、単にプラスチックの爪で金属フレームに引っ掛かっているだけなのだが、外すにはかなりコツが必要。スピーカーの球状の部分を掴んで手前上方にひねりながら持ち上げる感じとでも言うか……。それでも外れないときは、ドライバーで爪の部分を下方に押し込んでやるといいかもしれない。
 ロジックボードを外す段になり、ついこの間のYosemiteのロジックボードを立て続けに昇天させてしまった嫌〜な記憶が脳裏をかすめるが、ここまできてしまったらもう後へは引けない。無心でネジを外すのみ。結構な数と種類のネジがあるので、どこがどれだかわからなくならないよう注意。また、ロジックボードは、2か所コネクターで本体と接続されているので、外すときはその点にも気をつけるべし。
 全てはがした状態で、ようやくDVDドライブのフレームにアクセスできるようになるのだが、金属フレームの擦り合わせが堅かったため、外部フレームごと外すことになった。もうばらばら。

 取り出した純正DVDドライブと換装するものとの比較。

横に並べてみた
形状は全く同じ

 DVDドライブには小さいコネクター変換基盤がネジ止めされているので、これも外して付け替える。このとき、DVDドライブのマスタースレーブ設定スイッチを、スレーブ側にしておくこと。そうしないとDVDドライブが認識されない恐れがある。(買ってきた時はマスターになっていた。master-masterで接続した場合、HDDにも悪影響が及ぶかもしれない。) 
 DVDドライブを取り付けたら、あとは今までの手順を逆に辿ってパーツを取り付けていく。ネジが多いので注意深く作業を進める。
 一通りパーツの組付けが終わったところで、配線して動作確認。ボトムケースがないのでiMacは逆立ちしたまま。OKなら再び電源を落としてカバーの取り付け。ついでに、ケース内部の汚れも拭き取っておいた。

テスト中の図

 こうして、軽い気持ちで始めた換装作業は、1時間半ほどの格闘の末、どうにか無事に完了することとなった。


検証

 MacOS X 10.1.2環境下で、以下のように認識された。左は換装前の8184、右が換装後の8186である。

   

 参考まで、Cubeの8186はこんな感じ。ファームウエアのバージョンが異なる。

  

 一通りの動作確認を行った。システムCD(MacOS X)からの起動→OK。DVDビデオ再生→OK。ただし、DVD Playerの最初の起動時に、リージョンコード変更を促すダイアログが出た。

  

 CDの読み込み速度に関して、MacOS X 10.1.2で、約600MBのCD-ROMをHDDに丸ごとコピーする時間で比較したところ、SR-8184で11分25秒かかっていたものが、SR-8186では6分36秒にまで短縮された。SR-8184の動作がかなり怪しくなっていたこともあり、単純にドライブの性能の差とは言い切れない部分もあるのだが、(スペック上は両方ともx24)実際の運用上、コピー速度が倍になったことは歓迎したい。

 気を良くして、Toast5.1でのディスク読み込み速度を計測してみたところ、

と、内周部の読み込み速度は逆に遅くなってしまった。どうも、ディスクの読み込みが間欠動作しているようなのだが、詳細は不明である。読み込み自体に問題はないし、すぐ読み込み速度が上がるので、気にするほどではないのだが、気になるといえば気になる。


換装してみて

 劇的に速くなったわけでもないが、調子の悪かったDVDが6千円で復活したと考えれば、まあよしといったところか。難点はちょっと手間がかかること、マザーボードを外す必要があるので破損等のリスクを負わなければならないこと。当然、ショップでは交換の方法、手順などは教えてくれない。確実に直したいのなら、素直に修理に出すのが最善であることをくれぐれもお忘れなく。


この時点での構成
iMacDV 400/DVD(SR-8186)
Memory 192M HDD 40G(流体軸受)
USB Wheel Mouse


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