
| 1998年の2月から起きた一連の事件後、あのレポートどおり鼻のためにも脳味噌のためにもと律儀に煙草を断っておりました。そのせいかどうか頭もスッキリ、体も快調で仕事も順調にこなしていたのです……が、しかし1年半ほど経ったある日のこと体に異変が……。その数日前から喉が痛くて痰もからみはじめてはいたのですが、「ちょっと風邪気味かぁ」などと呑気に放っておいたのが運の尽き。なななんと鼻が詰まり、目の奥の方が痛くなる、あの偏頭痛が再発してしまったのです。時間を経るごと徐々に痛さが増していき、それと共に恐怖も徐々に増していきます。翌日になっても鼻は詰まったまま、頭の痛さも引かないため、例の都立大塚病院に電話をしました。電話を取り次いでもらうと先生はカルテをチェックしてくれて、「あぁ、あの高橋さんね。」なんて覚えてくれていたかのように答えて下さいます。しかし、この際覚えてくれてなくても結構。とにかく、こう答えることでその思いやりがお互いの信頼関係を築いていくんですよね先生。さすが!わかってらっしゃる。あっ、でもちょっと待てよ。本当に覚えていたとしたら「あの」と言う言葉はどういう意味になるんだろう。あの「患者の鏡の」高橋さん……じゃないだろうし……う〜ん、ちょっと複雑……とは言ってもそんなことを贅沢に悩んでいる場合でも無し。さっそく先生に病状を報告しました。すると心の優しい先生は明日にでも病院へいらっしゃいとのことでしたので、お言葉に甘えて伺うことに。 病院に行くと、先生直々に予約を入れてもらったにも関わらず相変わらず待たせる待たせる……システムに問題があるとしか思えない……でもみんな文句も言わず待っている。「あとどの位で順番来ますか?」なんて聞きに行くのは僕くらいのものです。皆さん、なんて辛抱強いんでしょう。予約時間を大幅に過ぎてから、やっと看護婦さんに呼ばれ治療室へ。でも実は治療室内にもイスが置いてあって、そこでも順番を待つんですよ。でもまあ、ここならカーテン越しに先生の闊達な声も聞こえて、あと少しの辛抱だということを実感できるんで我慢できますけどね。それから5人ほどの患者さんの治療が終わり遂に僕の番がやってきました。 「高橋さん、どう調子は?」先生は元気な声で聞かれます。 「いや〜、やっぱり調子良くないですね。」先生とは馬が合うというかバイオリズムが合うというか、調子が悪いというのに患者のこっちまで元気良く答えてしまいます。鼻の中を器具で覗いてチェックした上で、 「そうねえ……それじゃレントゲン撮ってみましょうか」ということになり、レントゲン室へ行きレントゲンを撮り現像してもらったレントゲンを携えて再度先生の元へ戻ります。そして一緒にレントゲンを検査します。 「やっぱり、あまり良くないわね。」「そうですねえ。」……なんて感じで、二人してレントゲンを前に意見交換です。 「……それじゃ強めの薬を出しておくから、一週間様子を見ましょ。」ということで意見が一致。 「薬を飲んで調子が良くなったら来なくても良いから。」と言うことで、一応次回診察の予約も入れてもらいます。そして支払いですが……紹介状が無いという扱いで請求されちゃいました。余計な請求されないようにしとくって言ってたのに手続きするのを忘れちゃったんですね……、先生。 |