その17

●キャメロットの制作期間が短いのはなぜですか?

今回、お答えするギモンは”キャメロットの制作期間が短いのはなぜですか?”というギモン。

 「黄金の太陽 開かれし封印」の発売から、続編の「黄金の太陽 失われし時代」の発売まで約10ヶ月。失われし時代をプレイして頂いた方には、その短い制作期間で開発されたにも関わらず前作をはるかに上回る規模にビックリして頂けたのではないでしょうか。積極的に実験期間の必要な新ハード向けのソフト開発を行っている点や開発スタッフの人数などを見ても、制作期間が非常に短いという認識をされている方が多いと思いますが、今回はその理由についてお答えしています。

キャメロットの制作期間が短いのはなぜですか?

 PS.マリオゴルフ&テニスGCの開発をがんばってください!

柏市 迷い人様のギモン

 

色々な理由があります。1つには、やはりコアのスタッフから無理をせず徐々にスタッフを拡充していったことで、スタッフの高いスキルを維持しているのが大きいことだと思っています。基本的に製作で足を引っ張るスタッフがいないから、制作している間中スタッフの緊張感が持続されているのも、制作が順調に進んでいる要因の大きな1つだと思います。(決して大きくない企業規模なので余剰人員を確保しておけないという事情が、結果オーライだったりして・・・。)だから開発効率の高さは業界内でもピカイチといえると思いますよ。

 特にメインスタッフになるほど発想力や創意工夫の努力を怠りません。彼らのようなスタッフに恵まれていなかったら、現在のような高効率の開発体制はとても確立維持は出来ないです。

 その上で、前出(ギモン16)の通り、企画先行型の開発管理体制を敷いています。ゲームの規模やメモリ容量の小さかった昔は、企画された内容をどこまで実現させることが出来るか? というようなダウンサイジング型だったので、「ゲーム開発前に全てが決まっているから試行錯誤のない分だけ制作が早いのだ。」ということが言えたのですが、今はハードの性能もメモリ容量も圧倒的になったので、そういう風な言い方が全て正しいとも言えません。基本的な企画はもちろん作っていますけど、表現力の部分ではより現場スタッフの能力がカギとなってきています。   

任天堂ブランドで発売されたソフトたち。
約4年余りで、国内発売だけでも7本。
その制作と共に海外向けのローカライズ
作業
も行っている。

 少しでもゲームの完成が早まるように、みんなも彼らに応援のエールを送ってあげて下さいね。

 そうだ、ボクも応援しとこうかな。

 「ガンバレ! ガンバレ! キャメロットの制作スタッフたち!」

回答:高橋 宏之