キャメロットのスタッフに疑問をぶつけようのコーナー

= 2000.5.27 =

あなたのギモン その7

●プログラム技術を上げるには努力以外になにがありますか?

●いつも何時ごろまでプログラムを行なっているの?



今回のギモンは、キャメロットのプログラマに寄せられたギモンに対してお答えしています。マリオテニス64の追い込みで忙しい中ではありますが、きちんとプログラマの方々から回答を頂いてきました。

 まずは、ゲーム専門学校に通っているという方から”プログラム技術を上げるには努力以外になにがありますか?”というギモン。実際に開発に携わっているプログラマの方からの回答ですので、プログラマを目指している方にはとても参考になるのでは。

 そして、2つ目の”いつも何時ごろまでプログラムを行なっているの?”というギモンに対しては、キャメロットのプログラマとしての生活にもやっと慣れてきたという、とある新米プログラマの方に回答をお願いしてみました。


 

ゲーム系の専門学校に通っている、izimと申します。
専門学校に入るまでは独学でプログラムを組んでいて、プログラムに関しては自分では結構自信があったのですが、専門学校に入ってゲームプログラミングを始めてから、なかなか思ったようにプログラム技術が上達しません。そこでキャメロットのプログラマさんにお聞きします。

ずばり、プログラム技術を上げるには”努力”以外になにがありますか?

 北区 izimさんのギモン

 
 


 

 

 プログラムの技術を上げるには、努力以外に必要なものはないと思います。
ただ、その努力の仕方にはいろいろな方法がありますよね・・・。

 私の個人的な意見を申しますと、プログラムの上達に最も役立つのは、他人の書いたソースを見ること、いわゆる解析することではないかと思っています。ゲームプログラミングのような複数人で1つのプログラムを作成する場合には、自ずとそういったことをしなければならなくなります。ちょっと面倒くさいかもしれませんが、しかしながら、この作業から得られるものというのは非常に大きいものなのです。

以下にあげるものがそれです。

 ・自分の知らなかった、プログラムの組み方、アルゴリズムを知ることができる。

 ・同じ処理でも、より効率的(速度、サイズとも)なアルゴリズムを発見できることがある。

 ・見た目に分かりやすいソースを見ていると、自分も他人に見やすいプログラムを組むように心掛けるようになる。
 ・・・逆に見ずらいソースを見たほうが、そう心掛ける気持が強いかも。反面教師的に。(わかりやすいソースを書くとデバッグ効率もあがりますし)

 要するに発見が多いのです。発見すること、知らなかったことを知ること、新しい知識を得ること、成長はそれによってするものですよね。プログラムの上達も同様です。私としては、プログラムは基本的に人から教わって上達するものではなく、盗んで上達するものだと思っています。どうしても分からない部分、自分ではどうしようもない部分ができた場合は素直に訊いたほうがいいですけどね。

 それと、この世界は非常に進歩の速い世界ですから常に新しい情報を取り入れようとする姿勢が必要です。 ・・・私自身はそういった姿勢が弱いので、あまり強くは言えませんのですが。でも、必要なのは確かです。

 ということで、プログラム技術を上げるには、すばり”他人の書いたソースを解析すること”である。 お役に立てたでしょうか?

回答:伝説のプログラマ ゴウ

 
 


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僕は将来、ゲームプログラマになりたいと思っていて、プログラムはわりと得意なんですが、一つだけ苦手なことがあります。

それは、夜中おきていることです。
いつも10時を過ぎると眠気に耐えられず眠ってしまいます。やっぱりゲームのプログラマなら、深夜の作業なんてあたりまえにこなさなければなりませんよね・・・

毎年何本ものソフトを開発しているキャメロットの優秀なプログラマさんたちは、いつも何時ごろまでプログラムをなさっているのでしょうか?

堺市 がちゃぴんさんのギモン

 
 


 

 

がちゃぴんさん、ギモンをありがとう!
キャメロットの新米プログラマがお答えします。

 深夜のプログラム作業ですが、開発も終盤に差し掛かると、夜中まで残ってプログラムをすることがあります。ユーザーの皆さんにより楽しいゲームを遊んでもらうためスタッフ一同ゲーム製作に一生懸命です。

 10時以降眠くなるそうですが、私も会社に入りたての頃はそうでした。が、しばらくして慣れました。作業が忙しくなってきた時には終電帰りでもヘッチャラです。1年もすれば完璧な夜型の人間が1人できあがり! 心配はいりません。

と、これは私の事ですが、
それでは、ここでとあるプログラマの一日をのぞいてみましょう!

 


『プログラマ日記』 ○月△日(水曜日。天気は別に気にしない)

10時 起床
 いつもどおりの時間だ。
 さっさと身支度をし、出社。

11時30分 会社到着
 ちょこっとフレックスタイムなので、ゆとりある通勤が可能だ。

お昼休みを挟み、仕事に没頭
 とりあえず、定時までひたすらプログラム。

 そして気がつけば・・・

20時 外へご飯を食べに行く
 もちろんダッシュだ。そして速攻で食べ、またダッシュで会社へ。時間は限られている。有効に使わねばならない。ごくまれに、走ったことが原因で腹を痛くするが、そんなことで参っていては、真のプログラマにはなれない。ご飯を食べて体力を充電したところで、またプログラム。”え? そろそろ家に帰るんじゃないの?”と思われるかもしれない。甘い。常に己の理想を追求し、それを実践していくのがキャメロットのプログラマである。プログラムとは、己との戦いなのだ。

23時 終電間際
 人気のない会社のなかで、ただキーボードの小気味い音だけが反響する。そろそろ作業のフィニッシュ。帰り支度をして駅までダッシュで帰り、家に着く。すでに日付は変わっている。そしてまた自宅でパソコンの前にすわり、インターネットなぞをはじめるのだ。

そして、知らぬ間に椅子から転げ落ちて床の上で就寝
 今日もこれで一日が終わった・・・。そんな眠りにつくころには、小鳥がさえずり、電車はすでに動き出しているのであった。
 

 

 さあ、どうだったかな?
 結局一日中モニタの前に座っていても耐えられるだけの精神力があれば、ぜんぜん平気なんだよ! あとは体力! キャメロットには『鍛え部』っていう部活があって、部員たちはみんな体を鍛えてるんだ。これでもう向かうところ敵なしだねっ!

万が一眠くなっても大丈夫。キャメロットでは、あたたかくおいしいコーヒーが飲み放題! やっぱり眠気覚ましにはカフェインだよ。

なので、がちゃぴんさん、今は眠くなることを心配するよりも、自分の腕を磨くことが大切です!

ぜひ、がんばってゲームプログラマになってくださいねっ!

とある不眠症 健康優良プログラマ”やっさん”

  ★  

 なんだか、上の新米さんの話だとプログラマは夜型じゃないとつとまらないみたいに聞こえますが、実際そんなことはありません。(幸か不幸か、この新米さんが入社した時期がゲーム開発で忙しい時期と重なっていたため、入社当初からバンバン仕事を回されてヒーヒー言ってましたから、きっとプログラマーはそういうもんだと思っているのかもしれません。)

 ゲームの開発にはどうしても波がありますから、忙しいときは本当に殺人的に忙しいですが、開発が一段落した後は比較的のんびりした時期もあります。そういう理由から、いつも何時頃までという質問には幅がありすぎて答えにくいのですが、まあ、午後9時から午前0時の間ぐらいということにしておきます。

 夜起きているのが苦手とありましたが、夜眠いのは当たり前で、それは健康な証拠と言えるでしょう。その分早起きして仕事をこなしてくれれば何の問題もありません。常々、就業時間内に全ての作業を終わらせて定時に帰る、というのが理想であると思ってはいるのですが、やってる途中で変に凝り出しちゃったり、予想外のトラブルに巻き込まれちゃったりして、どうしても帰る時間が遅くなりがちではあります。

 ものの本によると、人間の体内時計は約25時間周期であり、日照その他の外的要因により24時間に矯正されているそうです。つまり、人間は元来夜更かしは得意でも早起きは苦手なんですね。まして、翌日までに修正しなければならないバグを抱えていたりなんかするとどうしても夜更かしが進んでしまうわけです。

 まあ、睡眠時間は人それぞれですし、プログラマーの価値は、「夜仕事をすること」で決まるわけではありませんから、あんまりお気になさらない方がよろしいかと思います。プログラムは動いてなんぼ、プログラマーは「何を作ったか」が全ての世界ですから。

 そうそう、眠いからといって安易にカフェインに走るのはとっても体に良くないと思いますよ。夜はさっさと寝て睡眠を明日の糧としましょう。ネットしながら気絶するような不健康な大人にはならないよう、お気をつけ下さいませ。

担当:田口十周年

 
 


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