ついに響きあう!シンクロニシティ・ストーリー

第2楽章の始まり

シンクロニシティシナリオの本領炸裂!


 「シャイニング・フォースIII」の壮大な世界。シナリオ1を遊んだユーザーなら3部作といえどもシナリオ1が大作RPGと同様のボリュームとクォリティ、そして抜きんでた面白さを誇っていたことを理解していただけていることと思います。そしてシナリオ1で色々なエピソードが繰り広げられるその裏面や別の側面を見てみたいときっと感じていただけたことでしょう。

 シナリオ2ではそのエピソードの中に秘められた謎や封じ込められていた想いがシンクロニシティによってついに明らかになっていきます。シナリオ1でのプレイヤーの選択や冒険の軌跡がシナリオ2によって解き明かされ、また新たなエピソードへと進展していく様はシンクロニシティの面目躍如といったところでしょう。

 例えば多くのエピソードの中でも最初に出会う大きな流れの変化といえるエピソードを紹介しておきましょう。それは海上都市サラバンドにかかる桟橋の戦闘で出会うサラバンド軍の傭兵ガロッシュ。シナリオ1でプレイヤーはその戦い方によって彼を助ける可能性も見殺しにしてしまう可能性も持っていました。ガロッシュを救う、あるいは救えないことでシナリオ1上でもその後のエピソードには変化が生じていました(救うことで一部の人間には皇帝誘拐の真犯人は共和国軍ではないということを分かってもらえる。そしてまた救えなかった時にはガロッシュの恋人が悲しみにくれながら恋人ガロッシュが愛した鳩に、ガロッシュの故郷の弟や両親にガロッシュの死を伝える手紙をつけて鳩を解き放つエピソードやガロッシュの形見のアイテムを手に入れるなど)が、実はもっと大きな変化、これこそシンクロニシティだといえるようなそれぞれのエピソードがプレイヤーを待っていることでしょう。今はまだ多くを語れませんが、例えば生き残ったことで皇帝誘拐の真相を知っているガロッシュが直接物語に関わってくるのではないかと想像ができますね。またガロッシュが倒された場合では、もしかするとガロッシュの恋人やあるいは皇帝誘拐を企てた共和国軍によってガロッシュが死んだということを聞いた故郷の親兄弟がプレイヤーの冒険になんらかの形で関わってくるというようなことも考えられるのではないでしょう。今までのゲームでは助けることが正解で助けられないと不正解という選択肢しか持っていなかったゲームの世界ですが、シャイニング・フォースVではプレイヤーの冒険によって世界が響き合い、その響き合った世界つまりシンクロニシティ・ストーリーを味わうことになるでしょう。

 ちなみにこのシンクロニシティという名前ですがシンクロニシティとはシンクロ、つまり直訳すると同調するとか響き合うとかの意味になりますが、元々はこのストーリーシステムを採用した際にブレーンの人間にこのシステムの話をしたところ、それはまるでシンクロニシティだねと言われたことが発端になっています。今までの進化論では地球上のある場所で何かの進化が起きると全く違う場所、例えば地球の反対側で同時に同じような進化が起きるといったようなことが現実に起きた場合、それを説明できるような理論はこの世の中には存在していませんでした。しかしこのシンクロニシティという進化論では、ある地点で例えば水が落ちるとか机をたたくといったことが全く違う場所の違う環境に影響を与えているのだということを理論化しているのです。つまりこの世界の出来事や進化は何かが起きたときにそれに何かが響き合って成立しているものだというのです。

 誰かの行動や何かの偶発が、次の何かが起こる必然へと変化していくシンクロニシティという進化論の思想は、ついにゲームの世界の進化論へと結びついたのです。


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