シャイニング・フォース IIIの公開資料より抜粋


 「シャイニング・フォース」・・・シミュレーションRPGの代名詞と云われ、タクティカルバトルのゲーム性を世に認知させたメガドライブを代表すると自負するタイトルです。しかし残念ながら「シャイニング・フォース」は、メガドライブの「シャイニング・フォース II」以降、実質的に続編の製作は行われてきませんでした。もちろん「シャイニング・フォース外伝シリーズ」は同じシステムを継承したゲームですし、ゲームギアというハードを活性化させたタイトルとしてご記憶の向きもあろうかと思いますが、あくまでも外伝として手軽に遊べるタクティカルバトル・ゲームとして製作されたものでした。

 「シャイニング・フォース」の I と II は、当時メガドライブのロムカセット用タイトルとして発売され、両ソフト共に爆発的な話題をさらったことは今もメガドライブの語りぐさにまでなるほどでしたが・・・我々が自信を持って後継タイトルと呼べるものを製作するまでに、新しく正当進化したシステムが考案できるまで・・・「シャイニング・フォース」を望む声を知りながら、これまで敢えて続編の製作に時間を頂いてきたのでした。

 そして、そのおかげを持ちまして・・・その後継タイトルとして<満を持して>今ここに発表いたしますのが「シャイニング・フォース」の正当後継タイトル「シャイニング・フォース III 」であります。

次世代のシャイニング・フォースがベールを脱ぐ!

 シャイニング・フォースの発売以降、「シャイニング・フォース」のゲーム性を踏襲したゲームが何タイトル出たのでしょうか?我々は、「シャイニング・フォース」をそれらのゲームと似通ったものにしたくなかった。それによって、フォース・タイプと呼ばれるこのゲームの本家としてのプライドを失いたくなかったのです。それと同時に、日々進化する次世代機RPGの中で技術的に劣るものにもしたくありませんでした。

 シャイニング・フォースの次世代を継ぐに足るゲーム性とビジュアルを持ったものとして開発された<シャイニング・フォース III >は、正しく次世代ハードのポテンシャルを引き出したものと云えると考えています。タクティカルバトルの進化した姿と共に、我々開発陣が総力を結集した成果をここに公開させて頂きます。

「シャイニング・フォース 」は、まったく新しいシナリオシステム「シンクロニシティ」を搭載した3部作構成の超大作である!

 通常の3部作というと、RPGというゲーム性質上から親子孫の3代に渡るストーリーとか、キャンペーン方式というのが一般的でしょうか?また進化した例としても、「シャイニング・フォース外伝3部作」のようにストーリーの流れを継承し壮大な大河ドラマを形成する、といったところ止まりではなかったかと思います。

 今回の「シャイニング・フォース III 」では、同列的な時の流れの中で体験する3つのストーリー性を表現したシナリオとなります。まったく別の立場で、近似する別の場所で共有する時間を過ごすことで新しいストーリー性の可能性が表現されるのです。そして、こうしたシナリオ進行を面白くするのが「シンクロニシティ」という考え方です。

 シンクロニシティとは「共鳴によって他に影響を与える」といった意味を持っているのですが、今回のフォースIIIのシナリオが正にシンクロニシティ!あることを行った結果が、他に影響を与えていきます。それは例えば、3部それぞれのシナリオの中だけで完結する訳ではありません。シナリオ1で行動したことが、シナリオ2やシナリオ3にも影響を与えていくのです。こういったシステムがあってこそ、3部にもなる長大なストーリーとゲームを遊ぶ意味があると我々は考えています。「自分の行ったことがどんな影響になるのか」というのは1作で完結するタイトルに真似できないものですし、ある意味フォース・タイプと呼ばれるシミュレーションRPGだからこそ価値があると思うのです。

3部作だからこそ、自分の操らない他のシナリオの主人公と出会い、感動して欲しい!

 3部作の狙いがもうひとつ。ゲームシナリオで常に懸案に昇るのが主人公キャラのメッセージの問題。主人公が喋るのか、喋らないのか・・・でゲーム性が著しく変わる。主人公が喋るシナリオは、主人公の個性も伝わりやすくシナリオも作り易いと良いことづくめ。しかし、一方ではRPGの「プレイヤーが主人公」というゲーム特有の面白さを殺すのです。多くのゲームファンは「自分でプレイしている感じがしない」ということになるのです。が、喋らなければ「ゲーム中で最も影が薄い」人物になってしまうというジレンマとの板挟み。それを解消するのも本3部作の目的の一つという訳です。自分がプレイした、あるいはこれからプレイするキャラクターと、ある時は友人として、ある時は敵味方として出会い「語る」瞬間に、プレイヤーは個性的なキャラクターとしての自我と出会えるのです。

これまでのサターン版シャイニング・シリーズの集大成の3Dビジュアルだ!

 ウィズダム、ホーリィアークとリリースしてきたシャイニング・シリーズで培った技術の粋を集め、「シャイニング・フォースIII」は現在製作されています。ウィズダムのCGレンダリングのキャラクターによるキャラクターアニメーション技術、ホーリィアークのオール3Dポリゴンマップ技術の結晶が「シャイニング・フォース 」で結実!今回さらに新たに開発されたバトルシーンのキャラクターのリアルポリゴン技術を加えました。これにより、現在の次世代機タイトルでも例を見ない最先端の3Dゲームになったと云えましょう。

ゲームシステムの作新でタクティカルバトルがストラテジィ・バトルに進化する!

 この「シャイニング・フォースIII」では、これまでのユーザーフレンドリィなゲーム感はそのままに、よりマニアックな方向にゲームシステムの深化も図っています。これまでの単なるLVアップシステムにも工夫を凝らしましたし、武器の概念もこれまでになかったものですし、パーティ間の結びつきと云ったものも、シミュレーションRPGという集団パーティバトルゲームだからこそできる進化を遂げています。

 通常のRPGとして楽しむフォース・ファンが何も考えずに楽しめるゲーム性でありながら、もっとマニアックにゲームの可能性を舐め尽くすオタク・ファンの贅沢な欲求にも答えたものになるものと確信します。


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