代表取締役社長  高橋宏之
 もうご存じの方もいらっしゃると思いますが、やっと弊社の最新作を発表する運びとなりました。タイトルは任天堂Wii専用ゲームソフト「ウィー ラブ ゴルフ!」です。「また、ゴルフゲーム?」と思われている弊社のRPGファンの皆様、『この”ウィー ラブ ゴルフ!”を舐めちゃいけませんぜ、とにかく良くできているんですから』と声を大にして言いたい。これまで弊社のゴルフゲームは初代「みんなのGOLF」から始まって、「マリオゴルフ」シリーズの4タイトルや「モバイルゴルフ」等々、数々の名作(自分で言うか?)を作ってまいりました。もちろん、どれにも愛着があります。完成度ではキューブ版の「マリオゴルフ」とアドバンス版の「マリオゴルフ」という最新2作が出色の出来です。しかし当社ゴルフゲームとして初出の初代「みんゴル」のインパクトとネットワークゴルフゲームのパイオニアである「モバイルゴルフ」も捨て難い。うーん、やるなキャメロット! (まあ、ゴルフに限らず、これまで作った全てのタイトルに対して愛着はあるんですけどね。) 例えばゴルフゲームなら、常に前作をライバルとして考えて、それらのタイトルに圧勝するべくゲームの内容を刷新してきたつもりです。しかしここにめでたく発表を迎えました「ウィー ラブ ゴルフ!」を前にすると、これまでのゴルフゲームは進化の点で物足りなかったかなと思ってしまいます。その位、「ウィー ラブ ゴルフ!」は突き抜けたタイトルだと思っています。

 
かつて「みんなのGOLF」を作った時、発売まで媒体も含めてゲームの評価は今程芳しくはなかったのですが、自分たちでは「結構いけてんじゃないの!」と思ったものでした。何しろ、それまで「あんな表現」のゴルフゲームは世の中になかったという点でとても新鮮だったのです。ゲームとしての可能性も感じたものです、誰が何と言おうともです。今回の「ウィー ラブ ゴルフ!」はその時のインパクトに近いと思っています。我々にとって初代「みんなのGOLF」からゲームボーイアドバンス版の「マリオゴルフ」までの5タイトルは「ゴルフ1.0」(初代「みんゴル」)からの正当進化系シリーズでした。それと比較して「ウィー ラブ ゴルフ!」は一世代、世代が変わったゴルフゲームになった気がします。我々はこの「ウィー ラブ ゴルフ!」を「ゴルフ2.0」と命名することにしましたので、よろしく。

 
今回コラボレートを発表したカプコンさんは昔から大好きなパブリッシャーさんです。これまでお付き合いのある任天堂さんは、ご存じの通りマリオやゼルダをリリースした我々ゲームファンにとってのフェーバリットな会社ですが、ちょっと雲の上のような存在。(まさか、やがてお仕事をさせて頂くなんて、当時は思いも寄りませんでした。) 対するカプコンさん、もうちょっと親しい感じがあるのは、サラリーマン時代に「1942」や「戦場の狼」や「魔界村」でリアルタイムで遊ばせて頂いていたこともありますが、「作品」的な突き放した感じがしないことも一因かも知れません。(ファミコンの頃の「マリオ」や「ゼルダ」だって突き放されていないのですが、あのチープな表現の多かった初期ファミコン時代にそれらのタイトルは「正に作品」という重厚感を感じさせてくれたものでした。ちょっと遅れて「ドラクエ」もボクにとってはもちろん忘れられません。) そんなカプコンさんとのこれからがボク自身も楽しみでワクワクしてます。

 
さて、自分自身、ある程度極めたつもりだったゴルフゲームでしたが、今回陣頭指揮を執る弊社代表取締役副社長高橋秀五をはじめメインプログラムで取締役開発部長の小寺や田口、企画制作部長代理の杉本等々、彼らのマネージメントの元、製作スタッフ全員の創意が溢れたとても弊社らしいタイトルとなりました。もちろん、Wiiという新しいインターフェイスを持ったハードがあればこそのことですが…。こんな進化が味わえるなんてゲーマー冥利に尽きます…と感じてもらえると信じます。随所にちりばめられたゲームのアイデア、気持ち良い操作性等々、是非味わって欲しいと思います。





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